記事「寄席」 の 検索結果 990 件
-
心の眼が明治の人情を映し出す柳橋の「心眼」10年8月29日(日)、国立演芸場の特別企画公演「圓朝に挑む」 は満員御礼である。 『三番蔵』は新作だが、もともと「質屋蔵」を基層に膨らませたものだろう。登場する丁稚は定吉、罰が故に行くこ..
-
秋には秋刀魚の薫と一緒に大根おろしでご飯(落語「さんま魚火事」) 金馬の茶金はダイナミックに大団円10年8月22日の国立演芸場、国立名人会である。三遊亭金馬(四代目)を主任とする名人会。満員御礼である。入船亭扇治の「さんま火事」は初めて聴く話だが、秋刀魚の季節感ということでは、目黒の秋刀魚以上..
-
雲助の本格的な「お札はがし」 扇辰の「団子坂奇談」も面白い10年8月17日、赤坂落語@レッドシアターの夜席である。昨晩に引き続いて怪談牡丹燈籠の二晩目の「お札はがし」である。演じるのは、五街道雲助師匠、人情噺では定評があるが、怪談もこなす。ベテランらしく..
-
三三が淡々と演じる怪談牡丹燈籠・お露新三郞10年8月16日の第一回赤坂@レッドシアター 「2010夏・怪談噺」悪夢と白昼夢、16日夜の部。赤坂で落語というのは初めてだという。牡丹燈籠の重要な部分が連続して演じられるというので行ってみた。..
-
三三のお化け長屋は怖くもありリアルでもあり~白酒の替り目は本当に酔いしれる10年8月10日上野鈴本演芸場の8月上席。先週に引き続き久々の鈴本の定席、暑い日の夜席だが70~80人程度の入り。主任は、今日は柳家三三、中トリは白酒と落語協会の若手中心の構成。6時30分頃に..
-
歌蔵落語会 其の六 夏の古典落語を三席たっぷり上野広小路亭で10年8月6日(金)18時30分~開催された歌蔵落語会 其の六に行ってみた。歌蔵師匠は古典落語3席、ゲストはコントD51。 お客は、椅子席はほぼ埋まり、60人くらい。上野広小..
-
若手の創意工夫の場~鈴本8月中席~パラグアイ戦延長に泣いた彦いち10年8月3日(火)の上野鈴本演芸場(8月上席夜席)である。久々の鈴本の定席、夜席は暑い日の平日のせいか、わずかの入り。主任は彦いち、中トリは白酒と落語協会の若手中心の構成で、そんなところかもしれ..
-
小満んの景清で夏の雷、一朝の船徳で川の夏風10年8月1日の国立演芸場8月上席、8月の上席が始まった。半分程度の入りだろうか。しかし、内容は悪くない。夏の噺が多い。「夏どろ」、「青菜」、「船徳」はそうである。 中トリの柳家小満ん師..
-
やきもちやきの本格派の佃祭とやわらかたくましの野ざらしを楽しむ10年7月31日(土)の第374回花形演芸会、久し振りの花形演芸会である。最初の三笑亭夢吉、立川志らら は二ツ目で、花形演芸会は初登場。想像力たくましくして聞く「あたま山」、最後は浮気ドラマの「風..
-
夏の名人会は青菜、お化け、船10年7月25日(日)の国立名人会は、暑い最中、8割~9割程度の入り。 夏にちなんだ噺が多い。林家彦いち師匠は歯切れのいい「青菜」、柳家〆治師匠の「池田大作」は佐々木政談の改作で家来にとり..
-
冷やかしのお茶汲みを小三治で楽しむ10年7月21日(水)6時20分~9時24分 第547回 紀伊國屋寄席。前座は名前を聞きそびれたが「太田道灌」を演じた。中トリの桂文楽の「厩火事」は奇しくも、今週のNHKラジオ真打競演で本人が演じて..
-
夏の夢を語る志の輔、昼下がりの文左衛門、夜の白酒第31回読売GINZA落語会(平成22年6月29日(火)は実力派揃い、今回も、夏の雰囲気を感じさせる古典落語でたっぷり楽しめる。春風亭一之輔は二ツ目ながらキビキビした語り口、講談師の雰囲気たっぷり..