記事「整形外科」 の 検索結果 1446 件
-
<Medical Dynamic Stretchingの実際③功罪>■筋力強化が治療になるのか ここまでMDSの効用と筋力強化の弊害について論じてきたが、脱力が肝心だ、などと言ってみたところで、なかなか理解が得られぬ相手も多いに違いない。多分、その急先鋒は同業者であ..
-
<Medical Dynamic Stretchingの実際②膝と腰>■ダイナミック・ストレッチとMDSの違い 現在、ダイナミック・ストレッチはスポーツ前の準備体操のような位置づけにあって、医療現場でそれほど用いられているわけではない。なぜ、この方法に筋肉に対する弛緩..
-
<Medical Dynamic Stretchingの実際①序論>■既成概念を疑え 一般的に整形外科医は、変形性関節症の予防や治療の方法として筋力強化を推奨している。「関節周囲の筋力強化で、関節の運動を力学的に安定に保つことができるから」というのが、その主な理由で..
-
<膝痛に大腿四頭筋訓練の摩訶不思議>■患者を量産する大腿四頭筋訓練 これまで<エビデンスのない話>で述べてきたように、変形性膝関節症の直接原因は、膝関節をまたいでいる大腿筋群や下腿筋群の弛緩不全に相違ないと考えられる。よって、大腿四頭..
-
<線維筋痛症の予防と治療>■線維筋痛症の正体 近年、有名アナウンサーの自殺によって、線維筋痛症という難病が巷でも広く認知されるようになった。この病気、一般的に診断が難しく、原因も不明で治療困難とされているのだが、これまで<エ..
-
<痛い教師>先日、ある女子高校生が学校体育の授業中に足関節を捻挫して外来を受診した。聞けばバレーボール中の怪我であるとのこと。視診では足関節の腫脹が著明で、骨折か重度の靭帯損傷が疑われ、ギプス固定は免れ得ないと思..
-
<エビデンスのない話・アフター>■Medical Dynamic Stretchingという治療の効果 整形外科領域の慢性疾患の大半は、特定の筋肉の弛緩不全によって生じるということを論じた<エビデンスのない話>を最初に著してから二..
-
<腰痛と生活習慣>■腰痛の8割以上が原因不明という事実 脊椎外科のシンポジウムに参加して驚かされたのは、非特異的腰痛(原因のよくわからない腰痛)は腰痛患者全体の85パーセントにまで達するという報告のあったことだ。とす..
-
<アスリートの救済③膝痛>■腸腰筋の異常が大腿筋群に異常をもたらす 既に述べたように、腸腰筋に慢性疲労から生じる弛緩不全を抱えている場合、股関節の伸展位を十分にとることができなくなってしまうため、立位では股関節、及び膝関節で..
-
<アスリートの救済②腰痛>■腸腰筋の疲労が腰痛の原因 アスリートが慢性的に抱える腰痛は、その大多数が腸腰筋と呼ばれる筋肉の疲労によって引き起こされていると言ってよいだろう。それは主に大腰筋と腸骨筋でできており、前者は腰椎横突..
-
<アスリートの救済①序論>■スポーツ障害の予防 スポーツ界で活躍し、脚光を浴びるようになった選手が、その絶頂期に故障して第一線を退くのは、スポーツ界にとって重大な損失である。のみならず、故障さえしなければ、将来トップアスリー..
-
<エビデンスのない話⑪おまけ>■関節の捻髪音 時々、患者から関節を動かす際に生じる音の原因を尋ねられることがある。これも、キー・マッスルの弛緩不全という概念がありさえすれば、それに答えるのは容易だ。弛緩不全に陥った筋肉の起始、停..