記事「料理」 の 検索結果 95386 件
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居酒屋今昔その文庫本にはチュウハイのグラスに付いた水滴がたれ、ソースや醤油のしずくがとび、紙がふやけてしまった。藤沢周平、ご存じ『用心棒日月抄』。 自宅では本が読めないたちになっている。通勤の車中に読むこ..
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横浜野毛〔三幸苑〕のラーメンを食べるラーメンを食べ終わって店を出ると、親方が、店の主人が、休憩時間が終わったのだろう、夜七時の五分前、駅の方からやってきた。黙礼してすれ違う。向こうはこちらのことをもちろん知らない。白髪、確たる見識をそな..
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大阪めし屋〔大黒〕の昼下がり大阪に、久しく以前から訪ねてみたい店があった。〔大黒〕。これまで、かやくご飯のほかに、その店で供するおからの作り方の記事があったと思い込んでいた。いま、『croissantクロワッサン』217号(19..
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眠り続けて――土曜と日曜、区切りもなく雨は降り思い返せば、休みの土曜は終日家にこもっていた。何をするでもなく、寝ては起き、眠っては覚め……。ベッドの上で過ごした時間のほうが長かった。ラジオは、ほとんどつけっぱなし。 前夜、したたかに酔ってい..
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笑っちゃうよ――船場吉兆の料理「使いまわし」と元住吉居酒屋〔亀勢〕席に運んだてんぷらに客が手をつけないと、下がってきたそれを揚げなおして次の客の膳に運んだという。焼き魚、それに刺身まで。刺身が盛られて時間を経ていたら、その色つや、切り口を見ればわかるだろう。二度揚げ..
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蕗、味噌と合わせて――貧乏人の愉しみ肥りすぎを解消しようとして、減食を始めてしばらく経つ。一日に食べる量は、これまでの半分強といったところか。とくに不自由はなく、腹が減ったときは水を飲んでしのぎ、よくよく腹ペコなときは、飴をなめて(わた..
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横浜野毛フライ屋の一夕――ソースは辛い方?立ち飲み串揚屋〔福田フライ〕(看板はないが、何故かそう呼ばれる)のおばさんは、いつになく元気がなかった。薄汚れたマスクをかけて、それもズリさげて鼻を出している。わたくしは奥に進んで、若いお兄さんに魚の..
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簡便ポトフ、石狩鍋――池波正太郎の小鍋に倣ってこのところまじめに働いているので、そして、金は従前どおり無いので、仕事で遅くなっても自炊している。一月中旬以降の寒さで、酒は芋焼酎のお湯割りに変わった。チュウハイのクエン酸水割りでは、いくらマンション..
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刃――京料理と鞍馬天狗たしか「菊秀」という銘がその包丁の背に鋭く刻まれていたと思う。大根の煮物をこしらえるに当たって、京都の料亭〔菊乃井〕の主人・村田吉弘氏は、菜切り包丁を真っ白で太い大根の腹にスッと切りつけると、それは音..
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卯の花煎り煮――情けの末に散歩していたら、うしろから「すみません」と呼び止められて地図を見せられ、「この国際交流センターはどうやって…」と尋ねられた。その発音と行き先からして中国から来た人と知られた。うら若い女性である。素直で..
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夜なべ――柚子の砂糖漬け三連休。ひと晩泊まりで両親の宅を訪ね、みやげに柚子の実を、庭の木から切り取ったのをもらってきた。 むかし、福島の山中にある田舎に住んでいた頃、柿の実が色づくと、長い竹竿で渋柿を枝ごともいで、夜に..
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秋の味覚はキノコから久しぶりに料理らしきものを作った。この夏のあいだは特に何の目新しい料理を作る気も起きず、このブログに載せるほどのものができなかった。……といって、今回も作り方は簡単。山形産の小ぶりの椎茸が2パ..