記事「短歌」 の 検索結果 17219 件
-
短歌人誌 七月号より その六脱力の身体起こし立ちあがる眩暈か余震か揺れて分たず さとうひろこ 熊本地震に作者は見舞われた。 北国のさくら見にいきたいねと口にしてエレベータ..
-
「鹿せんべいとばし大会」幟あり若草山のふもとまできて
-
短歌人誌 七月号より その五ひとりゐて腹減らぬかと団地なる近所の人より〝どら焼き″もらふ 河村栄二 ご近所さんは佳きものなり。 咲きすぎた深紅の薔薇のおおあくび五月の風に..
-
元興寺塔阯のよこの二階屋に洗濯物のゆれてゐるなり土佐湾の奥、浦戸湾にそそぐ川の、河口付近。 台風に備えて堤防は道から二米近い。
-
短歌人誌 七月号より その四幼子がバリに拾いし貝殻は遠き旅して我のてのひら 田中佐智子 幼子と作者と、ふたりの貝殻の時間を思ふ。 冷えしるき朝が突如あらはれて我ら無口..
-
しもたやに月当番の木札あり芝突抜町ならまち通り芝突抜町:しばつきぬけちょう
-
短歌人誌 七月号より その三おしゃべりな姉と妹連れ立ちて春に履く靴を買ひに出掛ける 安野文麿 浮きたつ春の気分が伝染します。 紺色のボタンダウン干す細身なる息子の形に..
-
阿修羅像かひなの筒の六本が国宝館の照明にてる
-
短歌人誌 六月号 会員1欄より その4新しき制服を着てぎこちなく自転車に乗る子を送り出す さつき明紫 律がぎこちない。親も子も、新入学の頃はちょつぴり不安なのです。 ああアボジあの..
-
短歌人誌 七月号より その二噴きあがる汗にまみれた少年の胸おびやかす少女の視線 山田多雨 少年は少女におびえ、少女は少年におびえる。 地震あり四月十四日午後九時二十六..
-
御衣黄の赤がきはまり花房のままに散りしく風吹きしのち本日真夏日。 げにまつこと。
-
短歌人誌 七月号より その一大正のダリアなまなまあふれさせ黒田清輝の留紺の壺 桐江襟子 思はず検索してしまつた。 東京国立博物館藏のやう。観てみたいものです。 ..