記事「短歌」 の 検索結果 17219 件
-
外出をいとふ日日室にゐて身はふとりくる歌は痩せゆく
-
ミスマープルの推理力なくみおくりぬ音高く戸をたてる背中を
-
食卓のもの直角に平行にならべる 人の口うごく間を
-
短歌人誌 五月号 会員1欄より その4木枯らしに剥ぎ取られたるわが帽子交差路の空をかろやかにとぶ 安達正博 慌てふためいていらつしやらないところやよし。 佐藤さん関さん共に四十年隣り合..
-
昼つ方こはれる感じに起きてきて中食をくひ室へもどりぬ
-
短歌人誌 五月号 会員1欄より その3うそみたくしずかな朝に袋から出した食パン焼かずに食べる 鈴木杏龍 うそみたいなんだけどうそじゃないんだ。 ふるふると鰈の煮こごりふるえつつ箸に..
-
奥出雲歌会塔短歌会奥出雲歌会に参加させていただきました。 今月は参加者が少なくて四名。 それでも、たくさんの批評と感想が飛び交ひました。 それ以外にも、結社のこ..
-
目に入りしほこりぺろりと涙ごと舐めてくれたりマツヱばあちやんあーぶらぶんけん そばのかわ いたいいたいは うそのかわ 真言宗の「阿毘羅吽欠蘇婆訶(あびらうんけんそわか)」から来たものか。 「いたいのいたいのと..
-
短歌人誌 五月号 会員1欄より その2夜九時のやや柔らかきベクトルをたしかめながら読む「短歌人」 古賀大介 一日が一段落した時間、こころのありやうも柔らかくなつてゐる。 日当たりの良き..
-
衰弱死せし赤ちやんの八ヶ月に母とかはせる笑みのいくたび三月二日保護責任者遺棄の疑ひで逮捕される 衰弱死せし赤ちやんの八ヶ月に母とかはせる笑みのいくたび
-
短歌人誌 五月号 会員1欄より その1ロビーから中待合へと院内を進むにつれて空気の変はる 牛尾誠三 大きな総合病院の独特な空気感。 縄を綯い雛買いたまう祖母の面おぼろにうかぶひな祭..
-
春の水するりのみどをくだりけりあつけらかんと昼の月でて夏日の後の、小寒い一日。 皆さまの連休は如何でしたでせう。 わたしは、さして変わらぬ暮らしでありましたよ。