記事「短歌」 の 検索結果 17219 件
-
紫木蓮しどけなく垂るさまみつつ四度ばかりも切りかへしたり伯耆大山
-
はなびらの散りしく道にいつぽんの車輪のあとがつづく花冷え先日、名古屋に行く時にのつた飛行機。 小さい。
-
鼻の頭に花びらつけしプードルがくしやみひとつに歩みさりたり莟のかたちに、蛍を入れました。 開くとき、いくたびか点滅し、左の薬指から飛び立ちました。
-
咲初めの雨にぬれたる花色のやや褪せたるをながむるこころ夜の散歩。 梅雨入りの後、大きな雨が降らないので、今年は蛍が多いみたい。 近付いてきたのを、両手のひらに包むと、ふんわりと点滅した。
-
恵利さんのゐない花月はないろをうすめて雨はふりやまずけり電線から、雉鳩がとびたつた。 すると小さな羽が一枚、鳩からふはりと落ちた。 嗚呼羽だ、と見上げるうち、右手から燕がついと来て、その羽を銜えた。 くるり..
-
二日ばかり室にこもりつ春嵐すさびしのちの桜をみずて漂ふてゐる。
-
一時間あまりに荷物はトラックに積みこまれたり春の雨ふる
-
まなぶたの内で目玉がぐらぐらと動くかなしきことをみし夜は月例詠草を纏めむとするも、浮かばず。 げにまつこと
-
うしろめたきほどにも可愛いをさなごが浅蜊のおつゆをすすりたるはや
-
かあしやんの次にとうしやんその次がばあしやん チキンを食べてもいいよあぢさいが薄水色にいろづき始めました。 旧い形の車を、いとおしげに拭きあげている方を見かけました。 お聞きしてみると、六十年代のいすゞとのこと。..
-
やまなみ街道開通したり古里は近くなりたり母はあらねど雨。 寒いほどの雨の一日でした。
-
弥生なかば風すさびつつ花芽にははつかもにほふあはきももいろ一歩踏み出すこと、なかなかに難しき此の日頃。 甘えるんじゃぁ、あーりません・・・