記事「短歌」 の 検索結果 17219 件
-
軒をうつ時雨のおとをきいてゐる蔵王の山は真白ならむよ安定剤をのみ、カモミールティーをのみ、ストーブで暖かくした部屋で布団にくるまる。 静かに。 お願い、音を立てないで。
-
腱鞘炎の右手をかばひフォークにてはぶる塩鮭一歳もフォーク写真、磯鵯なんだけれど、色がつぶれて鴉に見えますね。
-
瓶麦酒に麒麟天駈けゐたりけり 平成われは発泡酒飲す桜土手の桜花芽が、ずいぶんとふくらむ気配。 わぁい。
-
クッキーを両手にもてる一歳にみつつめだせばまなこは振れる染井吉野よりは、少し濃い色合ひの桜。
-
一歳が色鉛筆にさす穴のひいふうむつつ障子にふえる息子一家が、引つ越してゆきました。 自分たちの力で、新しい家を建てたのです。 誇らしい。 喜ばしい。 寂しい。
-
恵利さんの頼みをひとつ断りてこころはややも後ろむきなりキンクロハジロ。 川堰のあたりでしきりに潜つては、何かを捕食しゐる。 土手から見ると、水中をゆつくりと泳いでゐる姿がみえる。 先日の好天の日に。 ..
-
三歳と一歳がする駆引きのシンプルにしてときに一歳勝つまつたくもつて、春の陽気。 暖かい気温と日差のもと、冷蔵庫の掃除などを。 冷蔵庫つて、たいした物は入つてゐないようだけど、中身を全部出すと結構な..
-
家人ではらふ昼間しぐるる街にゆきセーター一枚あがなひもどる写真は、今月始め、思ひがけない雪の翌朝。 今年一番の冷え込みだったのかも、つらら。
-
立会人に会釈する間も三枚の投票用紙はスリットにおつ午後より暖かくなりました。 並木の桜の花芽が、ずいぶんとふくらんでいるやう。 川は、雪どけの水で嵩を増しています。
-
尽月や下草よりいで下草にいりゆくあれはひとつかいつぶりUNIQLOの超伸縮性レギンスパンツを購入。 楽すぎる。 こうして、身体はゆるゆる野放図になつてゆく。
-
「なむさん」なむさん 霜月の二日を短歌にすごしたり大山ゆめのごとくあらはる 花回廊に小池光の右の肩をみつつあゆみつふたことみこと たのしかる二日の留守のの..
-
竹林の陰りに廃屋残りをりなむあみだぶつとくちびるは言ふ冷え込み厳しい朝でしたが、 昼頃には青空が見え、気温は低いものの、日差しは春でありました。