記事「短歌」 の 検索結果 17220 件
-
死んだふりする長月の長雨のソファー・ベッドの折り目の隙間夕焼けてゐました。 明日天気になあれ。
-
風といふほども吹かずて軒下の暗みに雨のすぢのいくつか雨。
-
この年のゴーヤに付きし実のひとつ親指よりはややおほきけれ
-
自己愛をしたたらせつつ歌を詠む 風はゴーヤのにほひをまとひ新しい写真が、無くなつちやつた。
-
プラスチック波板トタンのさしかけに塩辛とんぼは羽をうちつく
-
みづからを罰するごとくキッチンの温度計みる三十五度を今日は四週に一度の精神科クリニックへの通院日。 向精神薬つて、ありがたい。
-
長月の日差しゴーヤの葉群より洩りてはだらの影がゆれたり秋明菊 なんて、美しい名前をもつてゐるの。
-
「ポテトサラダに」ポテトサラダに 一歳のいねつつ咳すうつぶせの顔をみぎより左にかへて 眠りゐる赤子にあらむひかがみのぷつくりと肉にかくされてをり ふくらはぎに虫..
-
ふたりごをもちて働く子の日々のポテトサラダに玉葱はなし今頃台風なんて、いい加減にしなさい! つて感じ。
-
職場へと復帰せし日の緊張をもちもどりこし子のまなこはし写真は、中海をはさんで臨む大山。
-
玄関の音をよつつの耳はきく「かあさんだ」「あむ」「みんなただいま」
-
七歳と一歳のからだをいだく時ほしいままなるこころさびしむ