記事「短歌」 の 検索結果 17220 件
-
あしもとにはひくる蟻をつぶしたり待てといはれて待つなぐさみに
-
叫ばむと肺腑に息をすひこみて口ひらくとき放たるる力風が強く、湖面には白波が立つてゐる。 午後の斜めの日差しを受けて、湖面の一方が輝いてゐる。 波の向かうには島根半島の山々が低く連なつてゐる。 空には小..
-
つと立ちて白波にのり板の先みぎに左に三秒あまり竹。 ながい髪たばねて竹の棒針にまずはゲージを編みてゆくなり 竹林に風がふききて竹と竹ふれあひかかか擦れあひききき 倒れたる竹..
-
右前方しろき波先たしかめてうねりをかはし次の波まつ近くの土手の彼岸花は、もう白々とし始めていますけれど、 隣町の土手には、いまだ燃えてをりました。 刈りはらひををへたる土手にひとむらの彼..
-
はらばひて波をまちつつ右隣の板に一言こゑをかけたり鶏頭。
-
ビッグウェンズデイ遥かにとほき海浜に波乗りをする若者みたり葛の花。
-
「みづ」みづ 一級河川日野川をわたれば王子製紙二本煙突すぐたちてをり 子の会第五回吟行合宿 弁天島 遠淡海ごりみづして雨がふる鳥居の朱を点景として 水平線..
-
松花江は凍れる大河『連山』にいくたび読みてこころはしたし松花江:スンガリー 彼岸花が咲き始めました。 気がつくと緑の下草の中に、くいつと茎が伸びてゐる。 次に通ると、莟のさきが赤くなつてゐる。 ..
-
ほうたるのいづるころあひ萱原へ右手のゆびをあますほどみつわたしのケイタイ。 スマホが主流となつた今、「ガラ系」と言ふらしい。 ガラパゴス、行つてみたいものです。
-
午後七時あめはあがりて西空にあかみかすかにもどりきたりぬ
-
宍道湖は雨にけぶりて対岸に島根半島影さへみえず
-
水平線は黄砂にかすみ灯台の展望デッキに人型のみゆ秋らしい一日。 彼岸花が咲いてゐた。