記事「短歌」 の 検索結果 17220 件
-
大正に生まれしうへは赤きセーター男児断じて着るべからざりプールへ行つた。 二十五米で息が切れた。 三十分後、百米泳げた。 肩甲骨の外側と、下の筋肉が痛い。
-
男の孫の赤きセーターをみし舅 セーターを買う金がないかね
-
ながい髪たばねて竹の棒針にまずはゲージを編みてゆくなり
-
糸はしを機結びにてつなぎつつ新聞紙のうへ小山をつくる
-
着古したアラン模様のセーターをかがり糸よりほどいてゆきぬ真夏日でありましたよ。
-
くしやみする三月お彼岸あの町にもどればふたりごをつれたわたしが回想モードにありまする。
-
「よろこび出会ふ」「よろこび出会ふ」 唐破風の玄関よりみる坪庭に春の日差しのさすひとところ ほどもなく伯耆大山いただきは雲の中なり新緑をしたがへ 八重桜椿木蓮花..
-
空豆のパンにそらまめかをりたち海辺のテラスにうみの風吹く背黒鶺鴒が、十米程前をちよんちよんと行く。
-
小手毬の小雪のやうにまひあがる五月の坂を下りゆくとき
-
つちふまずにクッションありて歩きよい七糎ヒールによろこび出会ふ天神さんの夏祭り。 二千発の花火も上がります。
-
おごそかなる足付にして堰堤をからすがあゆむ黄金週間
-
川水ゆあれて四本の制服の女子のこむらのあからみてをり