記事「短歌」 の 検索結果 17256 件
-
年々に簡略となる式次第の一時間にしてをへてしまひぬ雪起こしの雷様が盛大に鳴つた。 ひとつふたつ、落ちたやうな音さへも。 冬は、来向かふ。
-
簡潔なる葬祭会館につどひたる人のおほかた面識のなし塚本邦雄『茂吉秀歌 「霜」「小園」『白き山』「つきかげ」百首』、面白し。
-
いもうとの逝去のしらせに九十歳はまず香典の心配をするカーテンを取り替へた。 今までかけてゐたのは、たぶん子供たちが生まれた頃のもの。 カーテン生地を買つてきて、ミシンで縫い、吊り金具を取り付けた。 ..
-
「すこしうれしい」すこしうれしい 寒暖計二七度をたしかめてすこしうれしい葉月朔日 あさなさなゴーヤ黄花にくる蜂の胴のふときがやすやすと飛ぶ 七歳を児童館二歳を保育所へと..
-
日々草ましろき花の咲き継ぎてゆふべつめたき水をかけたり雨音と、Keithのピアノと、ベースと、心臓の鼓動と おやすみ
-
気温三十一度となりてはきだしの硝子戸の熱はつかにさげる歌は長月、九月。 写真は、数日前のさくら紅葉。 今朝からは時折時雨れて、今は雨。
-
離れより九十歳のかほのぞきまなく座敷のおくへと消えぬ怒りに絡め取られそうになる。 理不尽なのは解つてゐる。
-
雨音が波板トタンをさわがせてゴーヤのひげのちひさくふるふ並木のさくらが、今年は紅葉するかと愉しみにしてたんだけれど。 紅葉と落葉とほぼ同時期で、少しばかり残念でした。 でも、樹によつては、美しく紅葉した樹もあり、..
-
手づかみに素麺すする食卓におちたるもすするフォークを持つも午後五時半、花王石鹸の月を見た。 暮れ方の空に、凛々しく浮かんでゐた。 月は佳い。 月は有り難い。
-
素麺の一把をあねといもうととわけあひすする金糸卵そへ茂吉は、『白き山』を読んでゐる。 どう言ふ経緯か、岡井隆の『今から読む斎藤茂吉』を知り、アマゾンで手に入れた。 小池光の『茂吉を読む』、北杜夫の『茂吉彷..
-
叱られしのち手をかかげだつこせよとせがむ二歳を抱きあげにけり並木の桜が、紅葉するのと落葉するのと、追つかけつこ。
-
妹を叱れば姉はいもうとにすりよつてゆく上目づかひに些かの、偏頭痛。 ナンダサカ、コンナサカ。