記事「短歌」 の 検索結果 17220 件
-
七歳の少女に煩悶あるらしくいまし寝顔にかげり帯びくる日除けのための苦瓜をプランターに植えました。 今年も涼しい日陰をつくつて下さいね。
-
早番のかあさんが置きわすれたる弁当にふりかけをかけ食べはじむあめんぼ。
-
感冒に登校停止の七歳と室にこもりてゲームするなり微熱があり、少しばかり善い子にしておりました。 初稿) インフルに登校停止の七歳と室にこもりてゲームするなり
-
「つむじかぜ」「つむじかぜ」 浮袋とひとのいふなる形状の胴をとりまく皮膚やはらかし 円と楕円よりなるトルソも年経ればややもいびつとなりてしまひぬ チュニックのした..
-
昭和二十二年捕鯨をよむ歌の父乗組みし船団ならむ
-
やすやすと丁はがれ落つ昭和二十四年に出版されし歌集ゆ
-
坂道にうつぶせなりに落ちてゐる枯葉いちまい水楢おちば
-
八手葉の重なるしたへに消えのこる雪のざらめにふれなむとして
-
さくら土手に枝伐りをするヘルメット森林組合ふゆの仕事に
-
おぢいちやんが本革防寒飛行帽の末路しおもふたしか茶色で川面を八重桜の一花が流れてゐた。 八重桜は、花弁に散ることが少なく、花ながらに落ちるのです。 その川面を影が過ぎりました。 見上げると白鷺。 そ..
-
黒き防寒飛行帽をかむるひとがはだらの雪の土手道をくる
-
竜巻の又従兄弟ほどの旋風にあしの枯葉がまひあがりゆく散歩路で、お喋り友達のおぢいさんから、水菜をいただきました。 熱湯にさつとうでて、お浸しに。 しやきしやきと、初夏の音。