記事「短歌」 の 検索結果 17220 件
-
起きてのち人語発することもなく夕べとなりぬ焼き茄子にせむ午後より冷たい雨となる。 友人とりとめのなきお喋りの午後を。 有り難き友です。
-
長月の一日を室にこもりゐる文語旧仮名をしみ読みつつ蟹をいただいた。 ぺきぺきと、折りながら、せせり喰らひました。 大変に美味しゆうございました。
-
廊下よりはひる西日を窓掛けに暗めキースをイヤフォンにきく一日、室に。
-
黄ばみたる障子にふかく日のさして明るき室にやすけくひとりどうして、こんなに疲れるのだろう。 愉しいことをしてゐても、なあんにもせずに部屋にゐても、疲れる。 げにまつこと。
-
グリーンカーテンゴーヤ葉群の衰へを障子に写る影にさびしむ
-
九枚の障子たてつめよこたはる 路地を人声とほりすぎたり鳶
-
昼下がりキャッシュカードをはふり投げもの言はぬまま行きてしまひぬ一日わたわたして、少しばかり疲れちまつた。 お天気が良かつたのかしら、悪かつたのかしら。 いやはや。
-
スイッチョン来てだんごむし来て一歳児きてカマキリも来るわたしの部屋に読むべき、否、読みたき歌集が積まれてある。 読むべし。
-
だんごむし丸まりたるを指先にはじいて縁よりふたつ落としつおちびたちのクリスマスプレゼントの買物に。 ごくお安い、ささやかな玩具。 ついでに、お年玉用の絵本も。 は~やく 来い来い お正月♪
-
馬追ひの胴をつまめば押しかへす脚の力の強きにたぢろぐ写真は、宍道湖沿ひにある野鳥観察施設の遊歩道からのもの。 望遠鏡が備へられてゐて、研究員の方が今見られる鳥を教えてくださいます。 この日は「チュウヒ」と言ふ..
-
雨音のやがてやさしくなりゆきてゴーヤのひげに滴はゆれる恐るおそる、数日ぶりの発泡酒を。 旨し。 かくて、復活。
-
苦瓜を揺れまどはせる雨は来てキッチンの熱わづかにさがる小さな社会に復帰しました。 小さくても社会ですので、すつかりつかれてしまひます。 写真は大山。