記事「短歌」 の 検索結果 17219 件
-
雨雲雨雲と追いかけっこの夕暮れは 気は急げども風緩く吹き 風ぬるく髪にまとわり囁きぬ 葉赤く染まり秋過ぎゆくと 春青く秋に染まりしはなみずき 見上げし葉陰ひと日を思う ..
-
百合夕方の急ぎし足に香りくる 湯ぶねのしめり香夕餉のさかな 吹く風に香り乗せ行く人影は 胸に溢れし白百合の花 店先にわずかに残る百合の香に 抱えし急ぐ彼女の想い 金木犀の..
-
あかとんぼ半年の悲しきことの多かりき 時は重なりあかとんぼ飛ぶ 歓声の重なる空にあかとんぼ 静寂まといすぅ~と飛び行く 朝晩の涼しさ。 空の高さ。 空色の薄曇り。 あかとんぼ。..
-
秋ひと日秋ひと日ふるさとに居て空高く 風ひえひえと胸元に舞う 親族が十数人と集いし夜 どこか似し顔笑いさざめく 生まれたる家のいのちもあとわずか 名残惜しき傷あちこちに見る 見ま..
-
満月満月が君の鏡であったなら 今日一日を想えるものを 便りなき日の暮れ行くを重ねては ひと日の長さ夜更けの深さ 今日も静かに過ぎていきます。 ざらつく気持ちを遠くに押..
-
無垢なるもの台風を言い訳にして一日を ぼんやり過ごし言葉に遊ぶ おちゃらけの如くに文字が居並びて 男心の無垢に微笑む 思わず笑いたくなる短いうたは 男心がストレートに。 いくつにな..
-
気まぐれな白木槿葉を打ち鳴らし台風は 右へ左へ頬ずりをして 空の色雨の音にも彩りの 荒れたる風の気まぐれに吹く 急に土砂降りになったかと思えば、からっと晴れてみたり。 窓を打つほど..
-
手作り君の胸 私の両手を突っ込んで 心臓に喝 入れてあげたい 工作も裁縫だって得意なの なのに何の役にもたたないの 作れるものなら作って、新品と交換してあげたい。 中古品なら手直し..
-
雨の日には長袖の腕まくりつつ頬紅の 色を乗せゆく夏の終わりに 気がつけばすうぅと寝入りし夕暮れの 隣に温し君の右腕 降り出して傘を開いて歩き出す 楽しげに言う隣にはいろ 昨日今日と..
-
朝顔・・・そして盆踊り朝顔の夕に萎みし日々過ぎて 夏は残りしカナカナの声 夕立ちの音を聞きつつ読みふけり いつの間にやら蝉時雨降る 帰省中です。 一日中、蝉の声。 そして夜には虫の音。 今..
-
なごり夕立の名残りの風を受けながら 駅へと向かうつかず離れず 少しだけ遠回りするわかれ道 甘き思いを背に残しつつ 日曜日。 乾ききっていない道を駅へと歩く。 いつもの倍くらいゆっくり..
-
イチゴイチエ・・・イ?今日から八月・・・なんだか流されるように。 涼しい一日でした。 夕方の風は、気持ちよく。久しぶりに乗った自転車も軽快に。 急カーブを物凄い勢いで追いぬいていった自転車。 Tシャツに短パ..