記事「短歌」 の 検索結果 17219 件
-
月穏やかに眠る横顔猫の月 夜空に切れる優しき眼 夕暮れに一筆入れし白き月 ノの字寝転び何を思いし ゆりかごに乗せる想いはゆらゆらと 迷うことなき星の瞬き
-
映りしもの寄り添いて並びてふたり重なりて 鏡に映りし柔らかき顔 呑まぬ日に思わず手にとり水の器 合わせぬままに口に運びぬ 足先の冷たきことを喜びて がつりと挟みあたためし足 君のそ..
-
一歩また一歩指折りて数えし今日の幾月は 長くもありし短くもあり 霙混じる空の重さを背に受けて それでも一歩また一歩行く 晴れわたる青の清さにとろけつつ 窓辺によりてまた指折りし時
-
駅ふたつ分湯島にも梅の蕾の膨らみて 見上げし空のただ高きこと 夕暮れの冷たき風にさらされし 君の手探す白き指先 短めのワンピース着てブーツ履き 迷いし心奮い立たせん 繋ぐ手の温かき..
-
アカシアの香り今日はアカシアの香りに包まれています。 といっても、花の時期はまだまだ先。 昨日ロクシタンで購入したボディクリーム。 ほんとは違う香りのものを買うつもりだったのですが・・・完売。 訊い..
-
新年。白百合の甘き香りに満ちし部屋 静寂の時迷いなき朝 三つ葉添え新しき年迎えしに 湯気に温みし堅き心根 ゆくさきをここと見定め歩きしも 月明るくて道に迷いぬ 明けまし..
-
年越しゆくをかなしみも迷いも今日の風にのせ 年越しゆくを静かに想い 遥かほど遠くもなき地思えども 行き場もなしと巡り戻らん 走りゆく土手に沿いたるその道は 君の思いの絡まりし道 夜の..
-
見えるものは夕暮れを待てず孤描く白き月 雲に染まりし君も見ゆるか 空に住みじっと見下ろす昼の月 目に映りしものそっと訊きたし 坂道を歩きて想い漂いて 繋ぐ手の先爪も温みて
-
背中背中にある強さも弱さも優しさも 私はそっとみつめてきたの すこしだけ優しい日差しの窓辺より ぼんやり眺める時間の彩り
-
ゆらゆら花は揺れ音なき音をころころと 胸温みしもせつなくもあり 少しだけ嘘をつくのもよいものを 夢消えゆくも日差し優しく ゆらゆらと揺れるサンタの手の中に あかい想いをしのばせま..
-
想い今日の日に誂えし服は薄軽く 寒き夜なれど背筋のばし着る 花びらの細工の妙を眺めつつ 選びし君の背中を想う ひとり飲むシャンパンの味の切なさを 心に仕舞いて温き夜を過ぐ 想..
-
あかい色寒くなりました。 あかき空誘われしまま土手上を 眺め歩きし風冷たくも 走りゆく子供の頬の紅き色 そっと触りてあたためたくも 朝焼けに残る静寂手にのせて ひかり始めし両の手..