記事「短歌」 の 検索結果 17219 件
-
今宵の月にふたつ日を架けて照らしし満月を 眺め過ぎゆき夜はしんしんと 数多なることば探して思いしも 月の神秘に色褪せし夜
-
空を思いてなに待ちて今宵の月は光れりか さつきの空に月あかりにじみ 柔らかき風にことばを乗せてみる 宛先もなく空に舞い消え うす雲に誘われしゆく満月を ただ見つめつつ遠き空おもう ..
-
傘ひとつ傘寄り添い絡む腕に指 ちから込めしに胸泡立ちて 大きめのグラスに映る君の手は 躊躇い誘うグラス霞みて 何度でも何度も何度も繰り返す 拙き言葉耳心地よし 言葉にも残り..
-
抱きしめし時。変わりなき笑い弾けしその道は 改札までの小さき幸なれ 惜しむもの今は時間と思いしも ゆるりと流る抱きしめし時 坂道をヒール鳴らせて上り行く 目指すものなど空(から)の心で ..
-
愛しいと・・・愛しさにまっすぐ見つめるまなざしに 伏し目がちにて笑う春宵 文字読みて恋しはじめの人想う 愛しさかなしさ半分づつに いくつもの春の宵闇愛しくも 今宵歩きし儚き春に
-
春の日差し歩く道ふたり並びててくてくと 春の日ざしに背中温みて 日差し背に受けて歩きて待ちあいて 緑濃き香に葉のさわさわと 花水木花落ち葉揺れただそこに ひとり広げし枝迷いなく ..
-
寝息すうすうと寝息聞こえし枕辺に 睫毛震えりくちびる近し あどけなき寝顔見つめしほの明かり 眼と鼻と口顎頬額 リクエストさりげなく弾く歌数多 君と歩きし道また数多
-
変わるいつまでも変わることなく居るという それが強さか分かれし道か 変わりゆく覚悟決めたり明日からを 変わらぬ君に小さきささくれ 変わらないさその一言に励まされ 変わらねばならぬ今日..
-
雨上がり雨上がり長い傘持ちそぞろ歩き 恋しき想い濡れる街並み 今日だけは涙消しましょ誓いしも ひとり電車にぽろりぽろり 気付かぬとふりして過ごす幾日を 笑いに変えし強き絆よ 改札..
-
香り軒先の甘い花香に頬寄せて 春の日なたにひとり戯れ 真夜中に小さく響く着メロに 君の香りの淡く想えし 雨音に誘われ窓に偲びより 湿る雨の香いくつの夜にも
-
はなみずき見上げ合えば ただ花水木 さわさわと 散りゆくを 水面に浮かべ 春は逝く こらえ切れぬ 涙消しましょ 玉葱刻む 包み込む 強さ春陽に 今日までと またまた..
-
新品のシャツ一等に見たかったもの君の顔 新品のシャツ袖通す時 風に揺れ浮き立つ白ははなみずき 重ねし想い永久(なが)く歩めと 一口に頬張る旨さ噛み締めて 滑らかに行く温かき時