記事「短歌」 の 検索結果 17255 件
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さくらさくら背にすましておりぬその顔の 笑い誘いし風荒らき夜 眺めては一人思いぬ収まりし うち一番の良き顔なりと 一年を波穏やかにいかずとも また一年を迎えしに笑み ほのかなる..
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月明かりカーテンの隙間を超えて伝えしは 今宵満月愛でよひと時 寒々と月のあかりは射しており 我が心根に何ぞ問いたき 遥かより同じあかりを浴びし夜を 君は気づかず枕抱きしか
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春の夜雨降りの一夜を超えた花びらは 色刻々と冴えゆきて春 繋ぐ手の温みの違い味わいて 寒き春の夜路地裏の灯り
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背中合わせずっとねの背中合わせの言葉には もうおしまいと笑顔のまぼろし 明日など誰にも来るもの過ぎるもの そのありきたりの今日は愛しき 雨の音に誘われ枕濡らしとき 限りあるなし時間とお..
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もしも遡る十数年の歳月に 時空の戯れ叶うことなく もしもなど思い及ばぬ日々なれど 言葉の甘さに思いほだされ 胸元の小さきひかり眺めては 日々の雑事にひとときゆるみ
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白木蓮気がつけば白木蓮の潔し 色なき空に無音の満開 何百と同じ言葉をしたためし さらりと流るる想いは底に
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風に混じるいろ散り際の梅の香りも一段と 背中温みし路地裏の隅 傍らを幾年歩きしその日々を 桜巡りし数でかぞえる 色彩のうすくぼやけし春日和 風に混ざりし色想いやる 窓辺よりそよりとここ..
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新玉葱うきうきと新玉葱を求めたり とろり飴色春告げし味 躰など所詮その人だけのもの 気にかけぬこと気にかけぬが良し 名残惜し雪の白さか吐く息か 弥生十日も過ぎたる夜半 アカシア..
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乾杯おめでとと小さき声で伝えたり こみ上げるもの一年の重み ふた口で顔染まりゆくその様に 嬉しき今日と長き昨日と 今日の日の笑い過ごししその時を また明日へとただ繋げたし
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思うもの夕暮れの空ほんのりと茜さし 共に染まりし続く雲へと 店先に鮮やかなりし桃の枝 蕾開きて雛祭りゆく 春めいて浮きあしだちて行く先で 目に入りしもの君に似合いか
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ミモザ急ぎゆく後ろ姿を追いかけし 甘き香りのミモザの吐息 霧雨に傘を迷いてささぬまま 歩く道には靴跡ふたつ 枝垂れ咲く白梅の下ぼんやりと 猫は歩きぬ春を知ってか 壁際に寄りかか..
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鎮静つま先のひとつ分だけ離れたる 淡きぬくもり心鎮めし 風に舞うビニール袋の行き先は 誰も知らぬげ乗りて行きたし ぽたぽたと軒に零れし雨玉を 数えられるほど今日は見ており