記事「短歌」 の 検索結果 17219 件
-
引き結ぶ口角ほどけて笑まひたり九十六歳病衣はだけてお片付けしなきや。
-
ふみこさんとつて、と言へば文子さんカマキリの胴を摘まんだりする妹から文旦が届きましたよ。
-
隣屋がこぼたれ駐車場となるドアたてるおと携帯のこゑばうばうとゐる。
-
泥流に飲み込まれたる家々ののちをおもへば トマトを湯剥きす返信数多書きぬ。
-
秋台風すぎ白花の日日草白すこやかに咲き継ぎにけりソリティアが過ぎ、右肩痛し。
-
方形に切りとられたる朝空が明るみゆけるしばらくを見つ二十五年。
-
抽斗の奥よりセピアの写真いづ背中にニキビのありし頃なりもう随分と先のことです。実家に帰った時に、亡くなった母の小箪笥の抽斗を何ということもなく開けてみたのです。中には手書きのメモ、鉛筆、輪ゴム、ヘアピンなど雑多なものが入っており、少し奥の方..
-
「いちべつ」いちべつ ゴージャスな夕焼けだよと六歳が窓によりたり長月七日 恵利さんがハグしてくれてはーたんとゆうくんもハグ 白き車がうねうねのぼり緑へと消ゆるまで見つ萱原橋で ..
-
暮れ方の雲のそこひにオレンヂがはつかものこる神在の月熱はほとんどないのだけれど、わづかばかり悪寒がする。 とろとろ眠り、スープを飲み、 またとろとろ眠り、みそ汁を飲み、 先ほど、昨日の湯豆腐の残りにご飯をいれ、雑炊にし..
-
栗の毬がつぎつぎと落ち栗の木に毬がすくなくなり秋ふかむ小文が書けないぜ。
-
お祭りのオールディーズに爪先はおのづからなるリズムを刻む雨って、嫌いじやぁない。 久しぶりにヨガへ。
-
天神さん秋の大祭万国旗はためきみつつばかりの露店些か籠り気味。 外出やせむ。