記事「短歌」 の 検索結果 17219 件
-
短歌人2月号より その3 会員1上空を滑空しつつときをりは風に溺るる隼か、あれ 西五辻芳子 隼が急に高度を下げたり、旋回したりするさまを詠んでゐる。 結句、あれ、で読む者は上空..
-
廃道となりたる川の道をゆくコナラ、カシの実ぐりぐり踏んで曇り。 あぁあ、くもり。
-
舗装路の亀裂は補修されぬままさくら落ち葉や荒草の下籠つてゐます。 それでも、今日は家族を病院へ連れて行かないといけないので、外へ。 日差しが、如月。
-
谷すぢに銀杏いつぽんありふれば霜月しまひの木下華やぐリアウィンドーに白いレースのカーテンを掛けたセドリックをみた。 かわゆい。
-
短歌人2月号より その3 会員2 会員1音楽に合わせて開く花火ならダンス始める酔い人我は 桃林聖一 冬の花火見物らしい。 いやはや、何とも楽しくなる。 結句「酔い人我は」を裏切るダンス..
-
海ちやんほら夕焼けきれい空も雲もいろんな赤にそまつてゐるよ雨になつた。 路面の雪はあらかた融けたけれど、路地などは両脇と真ん中には凍つた雪が残つてゐる。 畑では、白菜の頭が緑にのぞいたりしてゐる。
-
ご長寿の香典返しにキャラメをつける習はしゲゲゲ忌に知る溶けかけた雪が、朝に凍る。 タイヤがぱりぱり、ばりばり、と凍った路面を踏みしだく音が、聞こえてくる。 そして午後にはそれもゆるむ。
-
短歌人2月号より その2 会員2身体しかなかった夢の最中にゆっくりと現れるよろこび 相田奈緒 夢を見ている、身体しか見えてなかったところ、身体の持ち主の顔があらわれる。 表情も現れ..
-
フォートマクマレーの原にオーロラを見しこと体育座りなどして残菊。
-
アラスカの氷河崩れるときのまを消音でみる歌会よりもどり気温が低いので、雪がなかなか融けない。 昨日は気温と地温が逆転したのか、一日靄のようなもので視界が白かつた。 冬はだいたいに鬱が深まる。 こころもから..
-
短歌人2月号より その1 会員2メガネのくもる季節ですからメガネふきふきながされる雲をみている 葉山健介 読者も一緒に雲を見ることになる。 か行の音がかろやかに。 梨の..
-
「三日月」三日月 地質学者の子供にあれば巡検に付き来たりけり捕虫網持ち またたびの熟れ実は舌に甘し辛しにやーごと言ひてふたつ食べたり 断層露頭見学中止となりにけりキ..