記事「短歌」 の 検索結果 17219 件
-
じんせいはかみひこうきと助手席のチャイルドシートで五歳が歌ふ風の強い一日。 賑やかにお喋りをした一日。
-
短歌人誌 一月号より その六その昔しやりしやりあまいりんごいりドーナットを揚げくれし母 朝生風子 昨秋、突然に逝つてしまはれた。 独特の世界観をお持ちの歌人でした。 ..
-
ターザンロープに下がりし後の三歳がおさるのジョージみたいねといふ天候悪しく、籠り、ソリティアを。 無為の極みの冬の日か。
-
短歌人誌 一月号より その五鉛筆をひとひら削げばひとひらにヒマラヤスギの匂ほひたつ真夜 たかだ牛道 ずつと昔、鉛筆は肥後守といふナイフで削つた。 この鉛筆はヒマラヤ杉でできてい..
-
三歳を五歳がひざにかかへこみローラー滑り台をわらつて物のはずみに、箪笥の整理をした。 多過ぎ。
-
短歌人誌 一月号より その四よっちゃんとこゆきさんとが作りたる「ゆめぴりか」買いに古里へ行く 上野節子 幼馴染みなのかな、いとこなのかな、古里や善し。 八戸の祖母より送り..
-
三歳がおばあちやんちにお泊まりす ちよつと妬けると母さんが言ふ雪、少し溶けると、また降る。 そう言へば、この冬はまだ、雪の写真を撮つてゐないなぁ。
-
ガラケーにをりをり歌の種を書くハザードランプをつけ道の辺に今冬初めての雪らしい雪。 温泉に行こうと思つてたんだけどな。
-
短歌人誌 一月号より その三トルコから娘帰り来驢馬のごとてれんとれんと楽器背負ひて 柊慧 どんな楽器でせうか、てれんてれんと音のする弦楽器でせうか。 てれんてれんの脱力感が..
-
いちぢくの大葉のゆるるひとところ熟れ実ついばむ鵯の影みゆRobから、家族写真をカードに仕立てたものが届いた。 奥さんと、ふたりの小さな息子たち。 こんな日が来るなんて、思ひもしなかつたよ。 ..
-
短歌人誌 一月号より その二九歳の伯父に宛てたる絵はがきは壹錢五厘の切手を貼りて 吉田郁子 洋行、の祖父が送つた葉書が残されてゐた。 葉書一枚一銭五厘は、明治末から昭和の初..
-
秋長けてシルバー人材センターの草刈り隊が土手にいこへる三月号用詠草を清書投函。 奥歯を噛みしめないこと。 深く息をすること。