記事「短編」 の 検索結果 1132 件
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これからでしょ坂口恭平『徘徊タクシー』読了。 認知症になってしまった母を持てば、なんとなくロマンのある話のように思える。ただ、この終わり方は……ここから先が読みたいんだけどなあ。
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ロードノベル絲山秋子『逃亡くそたわけ』読了。 精神病院を抜け出した二人の逃避行という、なんだか見方によっては悲惨極まりない感じだが、痛快。スピード感が気持ちいい。九州弁のセリフの強さも面白いが、やっ..
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東北を描いた小説二編井上ひさし『馬喰八十八伝』読了。 いつもながら、故・井上先生の作品はいくら分厚くとも、どんどん楽しく読めるのだけれど……ラストはどうなったのか、どうとでも解釈はできるという余韻はあるけれ..
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ブラック企業……北川恵海『ちょっと今から仕事やめてくる』読了。 魅力的なタイトルだが、出てくる企業があまりにブラックなので、こりゃ仕方ないなー、と思う。短編だけれど、とてもすっきりまとまって、コンパクト..
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エグくもないが筒井康隆『旅のラゴス』読了。 なんかなー、そんなに面白くないんだな。えぐい描写や、わけのわからない実験的な書き方もないのだけれど、物語の進み方自体が、なんだか合わないというか。読み進むこ..
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死の影はあるが湯本香樹実『ポプラの秋』読了。 『夏の庭』にも通じるが、死の影を感じつつも、それは決して不気味な恐ろしいものではない。ひんやりと優しい、そしていつかはやってくるものとして描かれていて、しみ..
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バックパッカーの走りか芦原伸『へるん先生の汽車旅行』読了。 小泉八雲が日本に来るまでの彷徨と、日本に来てからの安らぎの日々を描いている。思った程鉄ちゃんな内容ではなかったし、ところどころセンチメンタルすぎる部..
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異文化の中梨木香歩『ピスタチオ』読了。 なんというか、不思議な話。最初のところに病気の動物が出てきたので、正直読んでいて辛くてへこんだが、主人公がアフリカに行ってからは、日本とまるで違う文化の中に..
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なんか、ねえ新津きよみ『ダブル・イニシャル』読了。 ミステリとしてはもとより、ホラー、サスペンスとしても中途半端で、ちょっといただけませんでした。 面白いのもたくさんある作家さんなのですが。..
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泣いたのでよし関口尚『パコと魔法の絵本』読了。 なんとなくあとから、「前読んだかなあ」と思ったけれど、通勤電車で号泣したので、まあよし。単純なお話なのに。で、映画にもなってるんだな。 人気ブログ..
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表紙の絵にも意味がある樋口有介『ピース』読了。 何となく最初のうちは、テンポが悪い感じがして、なかなか読み進めなかったが、後半どんどん面白くなって、最後までどんでん返しがあって、感心してしまった。おそらく一度..
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味のある絵南伸坊『狸の夫婦』読了。 60歳になった南伸坊さんの奥様との暮らしの合間のほのぼのとしたエッセイ。ささっと書いて何とも味のある絵。しかし、ほのぼのした中でも、やっぱり芸術家なので、はしば..