記事「自由」 の 検索結果 4037 件
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『リトルバーズ』綿井 健陽フリーのジャーナリストが、「攻撃される側」から見た戦争として、バクダッドで「起こった事件」を語る。 「ここイラクは当然報道規制や言論の自由のない国だ。アメリカだけでなく、イラクも含めてお互い..
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『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル/池田香代子訳池田香代子の新訳が出版された。読もう読もうと思いながらいまになってしまった。アウシュヴィッツ収容所の名や話を聞いたことは、多くの人があると思う。本書はその支所に収容された心理学者の率直な体験記ともい..
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『不良少年の夢』/義家弘介/光文社/「自由を探し求めて」テレビドラマ「ヤンキー母校に帰る」の原案。ドラマの出来は知らないが(テレビは殆ど見ないから)、著者の熱い想いが深く伝わってくる作品。 人間とは何か、その生き方、生きる意味、それを直球でぶつけ..
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『哲学と現代』/岩崎允胤/大阪経済法科大学出版部/「人間とその生と尊厳」「日本思想史序説」や「西洋哲学史概説」で作者を知った。日本・西洋思想の研究では、今日の哲学者で第一級の人ではなかろうか。 作者の最大の信条が「人間とその生の尊厳」。この書物にも幾度となくこの..
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『大杉栄自由への疾走』/鎌田慧/岩波書店/「岩波書店」この作品は、表題どおり大杉栄の生涯、特に大逆事件から亀戸事件までを中心に描いたもの。最初にお断りしておくが、私は大杉栄の主張するアナーキズムにもフリーラブ論にも賛成できない。 この作品は、大..
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『白樺たちの大正』/関川夏央/文藝春秋/「ユートピア村では現実を変えることはできない」武者小路実篤を中心に作られた「新しい村」の行方と、その時代と文学を描いた作品。武者小路実篤、志賀直哉、有島武郎などなど、多彩な作家のエピソードなども描かれている。 明治末から幸徳秋水などによ..
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『「破戒」と人権』/川端俊英/文理閣/「人権尊重の思想はどう発展してきたか」島崎藤村の『破戒』を中心に、文学が提起する人権の課題に取り組んだ意欲作。大正時代からの近代文学に表れた人権問題にも踏み込み、とても参考になる作品だ。 まえがきで「主人公やその周辺の弱者たちに..
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『橋のない川 住井すゑの生涯』/北条常久/風濤社/「平等なくして真の自由はない」『橋のない川』で真の平等を訴えた住井すゑ。著者は、平和・平等を訴え続けた彼女のエネルギーがどこから発生し、なぜ高齢になっても「橋のない川」続編の執筆に執着したのか、その根源に迫っている。 ..
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『宮武外骨』/吉野孝雄/河出書房新社/「反骨反権力のジャーナリスト」反骨反権力のジャーナリスト、宮武外骨の名を知ったのは鎌田慧の『反骨のジャーナリスト』(2002年、岩波新書)。その後古本屋で本書を見つけて購入。 慶応4年生まれの宮武外骨は、自由民権運動から..
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『自由のパラドックスと弁証法』/牧野広義/青木書店/「真の自由とは」現代批判の哲学シリーズとして出版されている中の一冊。「人間として生きていくということは、自由を求め続けることである」。著者の想いが表現された言葉である。 自由だと思っていても、現代の自由にはパラ..
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『暁の鐘』/前田愛子/新日本出版社/「女性の解放、真の自由をめざして」明治初期から女性解放運動の先駆者として活躍した女性、福田英子の生涯を描いた物語。自由民権運動の高揚のなかで、女性の解放、人間の自由について考えた英子。民権運動への弾圧、名誉と地位のために権力におもね..
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『北村兼子』炎のジャーナリスト/大谷 渡/東方出版/「自由という大空に向かって羽ばたいた女性」北村兼子という名前は聞いたこともなかったが、ある機会にこの女性の存在を知り、この本を手に入れた。27歳で亡くなった北村兼子について作者は次のように述べている。 「北村兼子は、近代日本のなかで最..