記事「蔦屋重三郎」 の 検索結果 72 件
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蔦屋と金鶏 2 「あみざこ」の作者(承前) 二つ目の疑問点は書名に関するもので、一部の研究者たちは「駿河舞」と同じ年に刊行された『絵本吾妻遊』という書物の「別書名」が「駿河舞」であると考えており、『日本風俗図絵』(黒川真道編、大正..
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猿若祭二月大歌舞伎@歌舞伎座先日は、歌舞伎座で猿若祭二月大歌舞伎(昼の部)を見てきました。妻と一緒でした。 今回の席も、2階7列12番ということで、やや後ろ寄りになりました。周りを見てみると、やや空席が目立ちました。平日の..
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蔦屋と金鶏 1 狂歌を巡る人脈(「絵本駿河舞」の序文) 天明の打ちこわし(七年五月に集中)が幕府の屋台骨を大いに揺るがせた、その僅か一年余り後に戯作者の山東京伝が得意の黄表紙で江戸っ子たちの興味をいやが上にもかき立てた作品が『嗚呼..
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洒楽斎と狂歌 2 上州第一の名物(承前 画本の絵師は喜多川歌麿) 一方「駿河舞」をわざわざ蔦屋重三郎に頼み込んでまで上梓した竒々羅金鶏と云う狂歌師ですが、この人は畑金鶏(通称、畑道雲、1767~1809)とも号する医師で、もとも..
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今週も火曜日は『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の記事を持ってきます。第5回にして、やや箸休め気味の回が入りましたねあまりにも傑作だった『朝顔姐さん』に、自分ひとりでウケてる齋藤杏花(さいとうあんな)です。 さあ、今日も某国営放送大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の噺を続けましょう。 滅茶ハマって..
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酒楽斎と狂歌 1 歌麿と『虫ゑらみ』(天明八年に刊行された『虫ゑらみ』より、画は喜多川歌麿) 「寛政三美人」や「江戸の花」などの美人画で知られる喜多川歌麿(1753?~1806)が、蔦屋重三郎の書肆から出版された『画本虫ゑらみ』(石..
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NHK大河ドラマ べらぼう 4話『雛形若菜』の甘い罠 感想NHK大河ドラマ べらぼう 4話『雛形若菜』の甘い罠 の感想です。 ネタバレを含みます。 楽しめました。 ですが、このドラマは時代劇であり、大河ドラマではない。魂が熱くならな..
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田沼意次と田安賢丸の対決 ~NHK大河ドラマ『べらぼう 第2話「吉原細見 嗚呼御江戸」』感想~(Confrontation of Tanuma Okitsugu and Tayasu Kenmaru -Impression of NHK Taiga “Berabou 2nd ‘Yoshiwara Hosomi Oh, Ooedo’”-)今回のべらぼうは、蔦屋重三郎が蘭学者として名をはせていた平賀源内と出会い、女っ気のない彼に吉原を消化してもらうという代物だけれども……。 平賀源内が衆道(男性同性愛)重視ということは、今の今..
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貸本屋さん。。今年のNHK大河ドラマは「べらんめえ」じゃなくて「べらぼう」。 江戸時代に活躍した蔦屋(つたや)重三郎を主人公とした大河ドラマ。 蔦屋重三郎は吉原育ちの若者で、後に貸本業を営み、多くの財を..
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吉原の青年の出発 ~NHK大河ドラマ『べらぼう 第1話「ありがた山の寒ガラス」感想』~(Depurture of Youth in Yoshiwara -Impression of NHK Taiga “Berabou” 1st-)綾瀬はるかがナレーションを務める県といい、江戸の吉原から物語を始める点といい、独特の雰囲気を醸し出していた今度の大河ドラマ『べらぼう』 大火で炎に包まれた男といい、女郎が全裸で捨てられる点といい、生..
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さて、昨晩から新しい大河ドラマが始まったわけですが、前作の轍を踏むことなく一年間、一貫した筋のドラマを描いてもらいたいものですさあて、カレンダーを見るに、何か今日が官公庁御用始と記されてますねえ。 そうなんだ、どうも仕事始めが何日なのかはっきりしないのが、今年の暦なのです。 因みに、かのオウム長者の江川紹子は、3日が..
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写楽 閉じた国の幻久々の御大のミステリーです。 写楽という、極めて謎に包まれた人物に焦点をあてる歴史ミステリー。 写楽は誰なのか、という視点だけでなく、 蔦屋はなぜ写楽を世に出そうとしたのか?という視点から ..