記事「藤沢周平」 の 検索結果 322 件
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市塵(藤沢周平)久々に読んだ藤沢周平は、氏にしては珍しい史実ものの「市塵」。小説の主人公は江戸中期に実在した新井白石(1657―1725)で、通称勘解由(かげゆ)、白石はその号。江戸に生まれ、父正済は譜代大名土屋利直..
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三屋清左衛門残目録(藤沢周平)前回読んだ藤沢周平『神谷玄次郎捕物控』の主人公は、江戸の町奉行配下の町同心であった。1745年(延享2)江戸の南北両町奉行所には合計240人がいたと云い三十俵二人扶持高の軽輩であったが、今回の主人公は..
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深川の発展@同資料館深川資料館の2ndリポート。江戸の町は、幾度も火災や地震、水害に見舞われながら、拡大していった。市街地も主要街道沿いに放射状に伸びて、江戸中期には、武家・町方を合わせて、人口100万人の世界最大の都市..
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霧の果て・神谷玄次郎捕物控(藤沢周平)北の定町回り同心・神谷玄次郎探索の手腕は卓抜、加えて冴えた剣技の持主なのだが、上ッ方の評判は芳しくない。このはぐれ同心は、馴染んだおかみの料理屋の二階に起臥する自堕落者なのである。……そんなある日、川..
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江戸の成立と町場@深川資料館慣性の法則にのっとって、藤沢周平の江戸市井の探検。今日は江戸時代の終わりに近い天保のころの深川の一画。深川の人々が暮らす家々が実物大のレプリカで立ち並ぶ、深川資料館のレポートの1回目である。表通りと町..
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深川界隈@清澄通り両国に降りると雨が降っていたが、気温は冷たくはない。駅前のコンビニで買った傘をさして清澄通りまで向かった。藤沢周平の『彫師伊之助捕物覚え』3部作の主要舞台は、本所・深川地区の南北およそ2.5km、東西..
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ささやく河(藤沢周平)この小説の地理的シチュエーションは、本所・深川地区の南北およそ2.5km、東西およそ2kmの範囲だ。北は、JR総武線・都営大江戸線の両国駅、南は東京メトロ東西線・都営大江戸線の門前仲町駅の先まで。東は..
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漆黒の霧の中で(藤沢周平)変更日時 : 2008/12/22 20:14 ハードボイルド小説としての要素がふんだんにある小説である。藤沢周平が海外のハードボイルド小説を読みあさったというのは有名な話しらしいが、その読みあさっ..
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消えた女(藤沢周平)年をとると時代物が好きになるというが、私の場合それだけではないようだ。読むのは藤沢周平に限られているし、他の作家のものは殆ど読まない。BN盤のジャズに秀逸なジャケットがあるように、藤沢作品のブックカバ..
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霜の朝(藤沢周平)文化の日、近くの里山に行こうかと思ったが、どうも気分が乗らないので映画館へ。その合間に藤沢周平の短篇集を1冊・・・。天に駆けのぼる龍の火柱のおかげで、見失った方角を知り、あやうく遭難を免れた漁師の因縁..
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雪明かり(藤沢周平)藤沢周平作品が併録された短編集を追って、リレーショナルに読んでみることにした。前回『時雨のあと』では最初に収録されていた「雪明り」が、ここでは書籍名となって末尾に収録されている。しかも8篇のうち市井物..
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時雨のあと(藤沢周平)ここのところ、まとまった山歩きが出来てないのでテーマは藤沢周平!講談社文庫では表題作になって重複収録されている「雪明かり」が良い。「雪明り」は、2004年公開の映画「隠し剣鬼の爪」の原作の一つであり、..