記事「藤沢周平」 の 検索結果 322 件
-
人間の檻(藤沢周平)山に行く暇がないと本ブログのテーマが変わってくるのは、毎度のことである。病気の亭主に代って,店を取り仕切る女房おむらに挑みかかった槌屋彦三郎の頚をしめた手代新助は,情状を汲まれて八丈遠島と決まった。新..
-
風雪の檻(藤沢周平)登と同じ鴨井道場の三羽烏のひとり新谷弥肋の身に,いったい何が起こったのか。道場に行くと言って家を出るが,実は深川の地回りの男たちと飲み回つているという。弥肋の行方を追う登の前に立ちはだかる悪。その背後..
-
春秋の檻(藤沢周平)4巻からなる藤沢周平の人気連作集でありながら、購入してから部屋の中に埋もれてしまっていたのを久々に取り出して読んでみた。主人公は、下級藩士の次男に生まれながら、立派な医者になるべく、江戸で町医者を務め..
-
風の果て佐藤浩市主演の藤沢周平作品が、NHKのTVドラマで毎週あったのを今日初めて気づいた。10/18からなので今日は7回目、来週が最終回のようであった。首席家老・桑山又左衛門(佐藤浩市)の許に、ある日、果し..
-
もう一人の武蔵今日は、久々に藤沢周平の作品を紹介したい気分だ。今週、2回の出張の新幹線の中で読み終えたので紹介。「決闘の辻― 藤沢版新剣客伝」に収録されている作品は、1981年から85年にかけて、いずれも「小説現代..
-
凶刃 用心棒日月抄用心棒シリーズ第4作、最終作だ。ここでも大きな魅力のひとつは、江戸時代のキャリアウーマン佐知という女性にあるようだ。主人公、又八郎と佐知は似合いの男女であるが、何処かストイックである。前三作と違うのは..
-
刺客 用心棒日月抄用心棒シリーズの3作目。藤沢周平の小説の中の女たちは、みな可憐な魅力がある。丁度、スプリング・エフェメラルのようにだ。特に前作の『孤剣』最後の章で、又八郎は汐留で佐知に「ご厄介になった、忘れぬ」と別れ..
-
「『孤剣 用心棒日月抄』 藤沢周平」について「『孤剣 用心棒日月抄』 藤沢周平」について もうもう藤沢周平の大ファン、このブログの大ファンです。これからもヨロピコ☆第二作の「孤剣」、今回は同じ派遣社員の細矢に加えて米坂が良いなあ。それから、運..
-
もうひとつの忠臣蔵昨年末辺りから、朝日ビジュアルシリーズで藤沢周平の世界が刊行されている。海坂藩を舞台にした想像力溢れる時代小説は、映画、TVドラマで放映されたこともあって、没後10年を経た現在の人気は過熱気味ですらあ..
-
『麦屋町昼下がり』 藤沢周平短編集・・一冊に4編収録されています。4編のみ、と言うべきかも? すべて武家物、表題作「麦屋町昼下がり」は『隠し剣』シリーズ系と言うのでしょうか。婚約者(?)の満江が清々しい気分にさせてくれます。..
-
『本所しぐれ町物語』 藤沢周平ある短編にちょいと出てきた登場人物が、別の短編では主役になったり・・と、その町に住んでいる人々の日常が描写されている、そんな短編集です。一つ一つの話も短めです。 「猫」「ふたたび猫」「みたび猫」..
-
★「彫師伊之助捕物覚え」藤沢周平『消えた女』『漆黒の霧の中で』『ささやく河』の3作からなるシリーズ。これまで時代小説と言えば、原則読み切り連載物を読んでいた私が、初めて長編シリーズものにトライした作品でもあります。 これ..