記事「藤沢周平」 の 検索結果 322 件
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『ささやく河―彫師伊之助捕物覚え』 藤沢周平彫師伊之助シリーズ第3弾。 シリーズの中で、ミステリー的には一番優れていると思う。 相変わらずシビアな雰囲気の話ではあるが、無銭飲食未遂のくだりでは笑った。 しかしながら、単行本を購入し..
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『漆黒の霧の中で―彫師伊之助捕物覚え』 藤沢周平彫師伊之助シリーズ第2弾。 小説として完成度の高い第一作と、ミステリーとして優れている第3作に挟まれて、分が悪そうだが、この僧侶と大奥女中がどうとかいうテーマは割りに好みだったりする(汗)「霧の果て..
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『消えた女―彫師伊之助捕物覚え』 藤沢周平その昔、捕物帳と言えば短編読み切り連作専科だった私が、初めて長編にトライした作品でもある。 シリーズのこの作品について言えば、インパクトが強かったのは、実は「色○違い」こと高麗屋のおかみ・おうの..
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『霧の果て 神谷玄次郎捕物控』 藤沢周平同心・神谷玄次郎は、町回りを怠けたり、「よし野」のおかみ・お津世のところに入り浸ったりと、勤務態度は良くないのですが、しかしいざと言うときの探索の腕のおかげで、何とか首の皮一枚つながっています。 ..
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『花のあと』 藤沢周平この短編集には、武家もの、市井もの、そして歴史ものともいえる話(「旅の誘い」・安藤広重)が収録されています。 武家ものの「雪間草」の「バカ力」の松仙、表題作「花のあと」の以登女の剣、戦うヒ..
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『凶刃 用心棒日月抄』 藤沢周平シリーズ最終話。長編。世間での評判はわからないが、私個人的には、この最終シリーズは妙に好きだったりする。 時代設定は、『刺客』から十六年後です。渋谷甚之丞の息子・雄之助も登場。 青江又八郎..
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『たそがれ清兵衛』 藤沢周平映画化されたので有名になった感もある『たそがれ清兵衛』ですが、短編集『たそがれ清兵衛』収録の「たそがれ清兵衛」が原作ということになります。実は、映画はまだ見ていないので(汗)あれなんですが、聞くとこ..
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『刺客 用心棒日月抄』 藤沢周平シリーズ第3弾。いちおうこれがまとめの巻だったためか、谷口など、真打登場的であった。印象に残ったのは、「襲撃」。 「陰の頭領」 あれから半年後。間宮中老の屋敷からの帰り、又八郎は斬り合いを目..
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『孤剣 用心棒日月抄』 藤沢周平シリーズ第2弾になるのでしょうか、大富静馬の持つ連判状をめぐる争い。個人的には、 「たそがれ清兵衛」の系譜・米坂シリーズ(笑) 「剣鬼」 間宮中老の命で、又八郎は、大富静馬が持ち去った連判状..
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『用心棒日月抄』 藤沢周平シリーズ第1弾、というか、言うまでもなくこれは、本来単発忠臣蔵ものである。最後の章で、次の話へ繋げている。印象的なのは、やはり「夜鷹斬り」。 「犬を飼う女」 国許を出奔した青江又八郎は、相模..
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★「用心棒日月抄」シリーズ (藤沢周平)このシリーズは、まず『用心棒日月抄』に始まり、『孤剣』『刺客』そして『凶刃』で終わってます。 最初の『用心棒日月抄』は、忠臣蔵ものといっても言いかも知れませんが、『孤剣』以降は、藩のごたごた..
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『闇の傀儡師』 藤沢周平この小説は、主人公の鶴見源次郎が、八嶽党という忠長卿の子孫を戴き、将軍家世継ぎ問題に口を挟む集団にまつわる争いに巻き込まれていく、時代伝奇小説です。田沼意次、松平武元、松平定信、一橋治済という、実在..