記事「認識論」 の 検索結果 107 件
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宗宮喜代子<アリスの論理・不思議の国の英語を読む・生活人新書>の理解(2)アリスのチェシャ猫 チェシャ猫は、ニタニタ笑いを残して虚空へ消えて行くのです。消えた後にはただニタニタ笑いだけが残されている。 この時ニタニタ笑いの顔であるとかニタニタ笑いの声が残っているので..
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宗宮喜代子<アリスの論理・不思議の国の英語を読む・生活人新書>の理解(1)古典論理、現代の記号論理の論理と言うもの 人は生きる上で誰も思考しますが、思考のメカニズムに関心を寄せ、これを厳密な方法論に従って記述しようとしのが、論理学です。 誰も思考はするが、思考につい..
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<イヌ><いぬ><犬><Dog>という文字「<イヌ>という概念が、日本語では「犬」、英語では「Dog」と言う音素の列で表されている」と言ういい方。 注意しなければならぬのは、最初の<イヌ>を概念としていることです。当然これはカタカナ表記に..
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言語も記号であると言う言い方(1)<あるモノ>を記号とする時、<あるモノA>を「表すもの」とすれば、<あるモノ以外のモノB>を「表されるもの」とする。 あるモノAーーーあるモノB という関係があって、あるモノAが<記号>と言わ..
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ソシュールにとっての世界の混沌とコトバの世界ソシュールにとって、言語記号の網の目で仕切られた以前の世界は混沌以外の何者でもなく、コトバによって分節されてはじめて世界ができあがる。世界とは言語であり、コトバが相互に定義し合って世界を作り上げている..
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フレーゲの意義と指示の論理(1)フレーゲの言葉における「意義と指示」と言う論理は、<明の明星と宵の明星>と言う言葉のパラドックスから導きだされている。 私達は、二つの別々の言葉があるとき、普通、指示としては別々の対象があって、それ..
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机の上にゼロ個のリンゴがある。この<机の上にゼロ個のリンゴがある。>という言葉は、何を表しているのかと言えば机の上には、一つもリンゴがないと言う事なのです。 その部屋で起きている出来事を時間の経過で表します。 例えば、1時に..
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<宗宮喜代子。大修館書店。ルイス・キャロルの意味論>再読ー1述語論理学と文の意味 Alice is funny.(アリスはおもしろい) と言う文をF(a)と言う述語論理に置き換える。 Fは、この世界の中で、funny と言う性質を持つ個体の集合である。..
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<やっぱり 本当はないかもしれない>と言う問い現にこの目で確認している時には、<ある>と言えている事に対して、<本当は>ないんではないかと疑問を持つなら、それは目を瞑っている時に、先ほど見えていたものが本当に今あるかどうかと言う問いなのです。瞼を..
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言葉の意味のついての<考え方>(2)循環論法 ある人の行動を説明するのに、その人の内部に諸行動の各行動を導く小人がいて、その小人が別々の行動を導くのだと言う答えを出すのです。しかしその内部にいる各小人がどうしてその様な行動をするのか..
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言葉の意味のついての<考え方>(1)言葉の意味についての考え方を明確にする初頭的例題 例えば九官鳥の<おはよう>と言う発声は、私達が実行している<おはよう>と言う発声とどのように区別されるのかと言う事なのです。 ここにあると考え..
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The a(n) 冠詞についての再考(3)英語のコミュニケーションの中にある冠詞と言う言葉は、名詞につく事で名詞の扱いに特性をもたらしている。<an apple>の場合、不特定多数の個物のどんな一つも、その様に扱われていて、知覚されている個物..