記事「エッセイ」 の 検索結果 38879 件
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山歩き 風と木漏れ日山に入ると、頭上の葉っぱの重なりは、湖の底から見上げるみなも(水面)のように陽光を透し、風はダイヤモンドを揺らしている。 風は帯になって、戸惑う木の葉を誘い揺らして、風のささやきをのこし..
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山歩き 新緑春の山は、ボッティチェルリが描いた「春(プリマヴェーラ)」を見るようで、ニンフや女神たちが薄い衣をひるがえして輪舞し、膨らました頬から吹きだされる風は山の空気を漣のように揺らしている。 ..
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山歩き もみじ京都のもみじは、長い年月をかけて淘汰を重ね、洗練された華奢でたおやかな美しさがある。 一方、山のもみじは、京都のもみじとは違う自然のままのふぞろいで飾らない紅葉を見せてくれる。 黒い..
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山歩き みやまきりしま山好きな仲間と、年2回の山登りを続けていた。 おもに大分県の久住山系であった。6月のミヤマキリシマと11月の紅葉の時期である。 ミヤマキリシマの群落は、山頂をピンクに染める。山頂一帯..
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短い冬 それぞれの想い医師は、なかなか来てくれなかった。母は、父の顔を「お父さん」と手でいつくしむように撫でていた。 父の目を閉じたこんなに穏やかな顔はずいぶんと見ることがなかった。 みんなで父の顔を見つ..
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短い冬 祈る12月10日(1962年) 父は、私を枕辺に呼んで話そうとしたが、途中で言葉にならなかった。 「あ・・、あ・・、あ・・・」 といいながら父は、もどかしそうな表情を浮かべたが、口を開けたまま..
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短い冬 平穏11月21日(1962年) 昨日のどんよりとした冬空と打って変わって、小春日和のさわやかな青空になった。 父の布団は、八畳の部屋に敷かれていた。この部屋は南側が全部四枚のガラス戸になっている..
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短い冬 いらだち私は、自転車置き場にとめていた自転車で先に家に帰り、六畳の部屋に父の布団を延べた。 私は、普段の生活の折々になんとか父の病気を直してくれるよう絶えず神に祈らないではいられなかった。悲観的にな..
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短い冬 退院11月20日(1962年) 弟と2人で、隣家の小田さんに作っていただいた鯵のフライで昼食をとっていた。母は、父の入院の付き添いをするために、福岡市にある国立病院に行っていて不在だった。 「竹田さ..
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夢違い観音 昇華悪い夢を見たときに、この観音様を拝すると、いい夢に変えてくださるというので夢違い観音の愛称がついているといわれ、人々にしまれています。 白鳳時代の古い仏様ですが、この愛称が記録にでてくるのは、江..
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夢違い観音 キューピットなによりも夢違い観音のお顔を美しくしているのは、大きく弧を引いた秀麗な眉と、眉から切れ目なく細く伸びた硬い感じの鼻梁が、さわやかな清涼感を漂わせているからです。 柔らかな表情に隠されたきりっ..
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夢違い観音 ほほえみのプレリュード法隆寺には、童子形の仏像が何体も伝えられている。 六観音像、四十八体仏などの仏様である。どの仏様も一様に童子顔と短躯の可憐な仏像である。 表情は、純真無垢であどけなく、どちらかとい..