記事「ヒンドゥー教」 の 検索結果 500 件
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ジョーン・トリフソン「つかめないもの」(2)●自分と別のもの、内側と外側を分ける「境界線」は、実際には見つからない。あると「思われている」一つの「概念」としての境界線ならあり得るが、地図に描かれた国境線と同じで、現実にそういう分割線が「本当に..
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ジョーン・トリフソン「つかめないもの」(1)Nothing to Grasp by Joan Tollifson古閑博丈訳 ナチュラルスピリット(2015/07/08)ISBN978-4-86451-170-4●私には、生はショーの「全体」、光..
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中村元選集〔決定版〕第27巻「ヴェーダーンタ思想の展開-インド六派哲学4」(4)●『ヴェーダーンタ・サーラ』のよると、ブラフマンの知を学ぶためには「4種の条件」を具備しなければならないという(VSar.14-24)。 ①常住なものと無常なものとの区別「ブラフマンのみが常住な実体..
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中村元選集〔決定版〕第27巻「ヴェーダーンタ思想の展開-インド六派哲学4」(3)●懐疑論者サンジャヤは形而上学的問題に関する一切の判断を中止した。彼はこのような問題について返答を求められた場合には、意味の把捉されがたい曖昧な答弁をして、確定的な返答を与えなかった(いわゆる鰻のよう..
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中村元選集〔決定版〕第27巻「ヴェーダーンタ思想の展開-インド六派哲学4」(2)●無知(avidya)とは、元来はアートマンではない身体等をアートマンであると解して、「我はそれらのもの(身体等)である」と思うことである。「その身体等を大切にすること等に対する愛着と、その身体等を害..
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中村元選集〔決定版〕第27巻「ヴェーダーンタ思想の展開-インド六派哲学4」(1)春秋社決定版(1996/04)ISBN-10:4393312279●学者たちは仏教聖典の間の矛盾を除去するような解釈を施し(会通:えつう)、その試みを「会釈(えしゃく)」という。「礼をする」会釈はこれ..
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中村元選集〔決定版〕第24巻「ヨーガとサーンキヤの思想-インド六派哲学1」(2)【第2編 サーンキヤ-二元論の哲学】●サーンキヤ(Samkhya)哲学は、精神と物質との二元論の立場に立った哲学としてインド思想史においては極めて重要だ。サーンキヤの語は、25の原理(tattva)を..
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中村元選集〔決定版〕第24巻「ヨーガとサーンキヤの思想-インド六派哲学1」(1)春秋社決定版(1996/09)ISBN-10:4393312244【第1編 ヨーガ】●ヨーガの修行は、インドのどの宗教にもほぼ「共通に」行われている。●ヨーガ学派の根本経典は『ヨーガ・スートラ』だが、..
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中村元選集〔決定版〕第32巻「現代インドの思想」(5)●ラーダークリシュナンの仏教論が国際的に波紋を巻き起こしたことがある。「釈尊はヒンドゥーとして生まれ、ヒンドゥーとして育ち、ヒンドゥーとして死んだ。彼はインド・アーリヤ文明の古き理想を新たに強調しなが..
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中村元選集〔決定版〕第32巻「現代インドの思想」(4)【新しい宗教運動(オーロビンド、プラナヴァーナンダ、バガヴァーン・ダース、ラマナ・マハルシ、ヨーガーナンダ)】●シリー・オーロビンド・ゴーシュ(Sri Aurobindo Ghosh 1872-195..
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中村元選集〔決定版〕第32巻「現代インドの思想」(3)【タゴール】●タゴールは英語なまりでラビーンドラナート・タゴール(Rabindranath Tagore)と呼ばれているが、ベンガル語での本名は、ロビンドロナト・タクル(Rabindranath Th..
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中村元選集〔決定版〕第32巻「現代インドの思想」(2)●ウパニシャッドはもちろん、ヴェーダーンタ哲学においても「愛」を説くことはほとんどなかった。ところがヴィヴェーカーナンダの倫理思想においては、愛が中心的位置を占めるに至ったのだ。ヴィヴェーカーナンダは..