記事「人生」 の 検索結果 25723 件
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あごひげ二本――尋常な家庭とは…定時に退社して地下鉄の駅に降りようと人通りの少ない駅前広場にはいると、見覚えのある顔の男がゆっくりと歩き進むのが見えた。向こうはこちらに気づかない。それをいいことに、横顔をよくよくみると、たしかに、大..
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モノ足りない復帰戦――ウォーキング会参加報告1歩きの会は6年前と変わっていなかった。過日、よこはまウォーキング協会主催6月例会「杉山神社巡り19km」に参加した。 年齢層、60から70歳台。男は退職してから、女は子育てが終わってから..
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イワシの歌――中島潔と国谷裕子(NHKクローズアップ現代2010.5.31)国谷裕子――いうまでもなく、NHK総合夜7時半の「クローズアップ現代」の進行役である。英語堪能、政治経済社会外交――万般の問題に鋭く切り込み、問題の姿と展望を明らかに聞き出す、しかも女らしさは失わない..
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『在酒楼上』――酒場にて(野毛地下〔石松〕)立ち飲みカウンターで独り、チュウハイをやっていた。 酒はキリリと立っていた。炭酸水も焼酎も十分に冷えていて、酒を薄くする氷も極力少なめにしてある。レモンが一片。 身が引き締まる。直立してカ..
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泣きっ面にハチ 後編――鬱の生態普通のことができなくなっている。 判断力がない。思考力がない。調理することが物憂くて外食するとして、どの店に入るべきか決まらずに街を一巡り半。その果て、インスタントラーメンを買って帰宅する。しか..
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神田神保町〔兵六〕――三代の年月およそ三十年前、親父さんはコの字のカウンターの要、調理場に通じる場所にゆったり座り、煙草をくゆらせていた。上海に留学していて魯迅と親交があったとは知らなかった。神田神保町〔兵六〕のたたずまいは..
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浮浪者に思う2――生と死、その一つ妙な一日になってしまった。朝にあったことを昼に記し、夕方の酩酊の時間を経たのち、朝の結果を目にすることとなった。 彼はあいかわらずボロ布をまとって地下通路にしゃがみこんでいた。 それをたし..
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ケータイにパニック――故人の声を懐かしむ故人の声がいつでも聞ける携帯電話があった。「留守録」である。時折その声を懐かしんでボタンを押していた。亡くなって一年半になろうとしている。 「もしもし。伊藤でございます。しばらく…。えー、あとで..
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浮浪者に思う施しをした。いや、してしまった、というべきか……。地下鉄通路にうずくまっていた男に。用意した品々をポリ袋に入れて、眠りこけているのか起きているのか分からない、うずくまった男の脇にそっと置いた。近づくと..
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「8歳っぽい」――大人と子供今朝のフジテレビ「早く起きた朝は」で森尾由美が、その娘の、年下の子に対する感じ方について話していた。 12歳になる娘に「カワイイ」と思って買ってやった服を、娘は着ることを拒んだそうな。「なぜ?」..
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皿――君と過ごした夏この皿を見るたびに思い出す。 君と暮らした苦い夏の日。 君は心に異常をきたし、 対するわたしも常を失っていた。 洗濯物は部屋の中に干したまま。 テーブルの上には、 アクセサリーと筆記具..
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走る醍醐味階段を上ることが楽しみになっている。 夏の終わりから体重の減量作戦を始めて、ほぼ5キロ減らした。 体重が75キロあったとき、BMI値を「肥満ぎみ」から脱して「標準」レベルにするには、3キロ..