記事「人生」 の 検索結果 25812 件
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テルーの唄――寂しいときは哀しい歌が繰り返し、くりかえし、聴いている。“テルーの唄”を。 何もする気が起きず、終日むなしく時をおくってきた。そんなところに、注文していたCDが届いた。 それまでの空っぽのココロを、寂しい唄は哀..
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「今週,妻が浮気します」5――陶子の味方としてパソコンのキーボードをたたく陶子の指は主婦の指に違いなかった。ふつうのオフィス勤めの女性のように爪を伸ばすこともなく、マニキュアで飾る様子もない。美人に似合わず、意外に太目の指で、地肌は水仕事に痛んで..
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春の宵――娘は父親の背中に何を見るのか涙は出ていなかった。しかし、心の中では泣いていた。しずかに、おだやかに。 家にひとりじっとしていられず、ジャンパーをはおって、夕闇せまる街中にあてもなく飛び出した。駅前の通りを、何を見るわけで..
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深夜族・早朝族未明三時とか四時に仕事に関するメールを送ってくれる大学教授がいる。この先生、早起きしているようには見えない。夜からの研究に引き続いて、書斎から私たち事務員あての雑用のメールを打っておられるのであろう。..
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「千の風になって」――山川草木悉皆成仏の心へ昨年暮れの紅白歌合戦以来、それまで根強く広範に支持を集めつつあった歌、「千の風になって」が大人気で、先々週にはヒットチャート第1位に上り、いまも3位にある。クラシックの曲としては史上初だとも。――とい..
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御詠から『ララバイSINGER』へ元日の新聞に天皇陛下・皇后さまの作られた歌が載っていた。 どの御詠も日本に住み暮らす人々への慈しみと、命へのいとおしさにあふれていると読めた。ありがたく転載する。 ▽天皇陛下 ..
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普通にあること――慶次郎縁側日記「蝮の恋」から岡場所の元締めにおさまったおみつ。そこまで上りつめるには、悪どいやり口は避けられない。放蕩息子を抱える大名と、その背後にいる両替商を脅していた。しかし彼女ともども、知りすぎた元亭主である蝮の吉次は命を..
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中島みゆきの“スルメ性”と“あっけらかん”――『ララバイSINGER』を聴きながら中島みゆきの新譜『ララバイSINGER』が手に入った。 何を歌っているのか、どういう旋律で歌っているのか分からない。曲と曲の境い目さえ、ときに聞き流してしまう。歌の姿がつかめない……。 ..
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行き違い――慶次郎縁側日記第七話「意地」ここ数話のあいだ関係が冷えていた定町廻り同心の夫婦は、よりを戻した。ふたりに笑みが帰ってきた。幼い娘は、かかさまの実家で、ととさまのために鶴を折っていて、もとより無邪気である。 意地と意地のぶつ..
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眠れぬ夜に――十九年、そして十九年精神科医の処方により睡眠薬を服用しているから、眠れないことはめずらしい。しかし、二三時間で起きてしまうことはよくある。目覚めるともなく、また眠ることもできず、ときにやってくる想念を膨らましながら、また..
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故郷の夕暮れあますなく小草は枯れて風に鳴る かなたに小さき山の中学 (木俣修). 中学二年のとき、国語の教科書に出てきた歌で、以来、忘れない。牧野圭秀先生のお顔が目に浮かぶ。その単元に数々あった歌の中から自..
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勤続三十年――大学職員として勤めて三十年。同期生ともども記念の表彰を受けた。前回の勤続表彰以来、十年ぶりに会う友もいた。この年月、よくもったものだ。人生の半分以上。勤め先は再来年に創立百五十年を迎えるから、その五分の一の歴史を生..