記事「小説」 の 検索結果 36247 件
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小さな恋のおはなし。(10)「見とれてないでさー」 DJの焦れた口調が、不意に耳に飛び込んで来た。 俺の魂は、一瞬何処かへ彷徨っていたのだろうか。 「えっ?」 「聞いてる?マスター。だからー、花瓶はないのかって」..
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小さな恋のおはなし。(9)「あなたが、天使さんなの?」 マスターのカフェから、10分ぐらい歩いて来ただろうか。 大通りから少し路地を入ったところに、こじんまりとした花屋があった。 歩道にまでカラフルな花々の鉢植えが溢..
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小さな恋のおはなし。(8)「あれ?この時間もいないの?」 早朝にしか来ないDJが、珍しく夕暮れ時にカフェへやって来た。 こいつの目当てはおそらく、先日妙な出会い方をした彼女だろう。 「いや、今日はちょっと外に出て..
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小さな恋のおはなし。(7)「キミは天使に出会うかも知れないな」 花屋への道順を教えてくれた後、マスターはそう言った。 私がこれから行く花屋には、どうやら“天使”がいるらしい。 「初めに言っただろう。キミの好き..
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小さな恋のおはなし。(6)「ただいま、マスター。・・・・・・?」 その男は、大荷物を抱えながら、カフェの扉を勢いよく開けた。 慣れた足取りで店の奥のテーブルへ行き、足を投げ出して座る。 見知らぬ女がテーブルに近づいて..
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小さな恋のおはなし。(5)「今のキミには、そばにいてくれるこいつが必要かな」 私を手招きするマスターの指が、ストップモーションのように静かに動く。 カウンターの一番隅の椅子を引いて腰掛けると、笑みを湛えて軽く頷いた。 ..
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小さな恋のおはなし。(4)「目の覚めるような、ブラックで!」 キマッタ!と、ポーズをつけて注文する姿に、マスターの頬が緩む。 街一番の早起き男は、一仕事終えてからカフェへ来るのが日課だ。 彼は、毎朝ラジオで、街の人に..
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小さな恋のおはなし。(3)「ここからは、遠くの空まで見える」 あの日、私が初めてこの街を訪れた夜のこと・・・。 カフェの2階の部屋へ案内してくれたマスターは、遠い目をして呟いた。 月明かりが眩しいくらいの天窓と、朝日..
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小さな恋のおはなし。(2)「独身貴族、返上だって?」 昼下がり、客足が少し落ち着いた頃を見計らってやって来た男がいた。 マスターとは旧知の仲で、街随一のイタリアンレストランのオーナーだ。 オーナーは、カウンターに腰を..
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小さな恋のおはなし。(1)「ここで働かないか?」 えっ?!いま、何て・・・。 コーヒーを無意識にかき混ぜる手が、ピタリと止まる。 「何なら、上の部屋を使っていい。いや、俺は別の所にいるから」 カフェのカウン..
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小説:Re:ゼロから始める異世界生活 第七章102『覚悟の壁』Re:ゼロから始める異世界生活 第七章102『覚悟の壁』を読みました。長月達平さんの小説になります。 なんかもうあっちこっちで話進んでて、どうやって収拾させるのかなという感じですね。水の都の時は..
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書かねば!とある出版社に拾って頂いた「天高く」の原稿が予定より1カ月以上オーバーしても校了していない。 10月からは新作を書き始めなければならないから、今の原稿の締め切りまで1週間を切った。 がんばらなくて..