記事「新聞」 の 検索結果 16028 件
-
ルール疑わぬ社会が心配政府が示したマスクを外せる基準は、なんだかばかばかしいと思いました。「2メートルも距離があれば」とか「自転車やランニングなら」とか。怖いのは、それをまじめに「ルール」ととらえるような社会です。 ..
-
心に響く言葉の出所今まであった人の中で一番緊張したのは、間違いなく、脳性マヒ者の故・横田弘さんだ。障害者差別への激しい抗議行動で知られた団体「青い芝の会」の運動家として著名な人物だ。 横田さんは言葉に厳しかった。..
-
置き場に困る「いい本を」とある精神科病院のアトリエについて本を書いたのこと。5年に及ぶ取材をまとめた一冊で、苦労した分だけ自信があった。 刊行後、たまたま知り合った出版関係者からこう言われた。 「本屋が置き場所に困..
-
ブレーキが弱い国 戦争はいけない。臆病者で結構ーーー戦争はなぜ起こるの? 「人間が愚かだからだよ」 ーーーどうしたら愚かじゃなくなるの? 「ちゃんと考えることだよ」 そんな絵本を読んだ記憶がおぼろげになるのもむべなるかな、この世..
-
エコロジーと女性「沈黙の春」から60年のいまも3年ぶりに行動制限がかからない大型連休、伊豆高原を訪れた。鳥たちの鳴き声を聞きながら、ある文章を思い出した。 自然は、沈黙した。うす気味悪い。鳥たちは、どこへ行ってしまったのか。 60年前、..
-
外国籍住民の人権 放置できない「憲法の空白」2年を超えるコロナ禍は、この国が抱える多くの矛盾や課題を浮き彫りにした。 そのひとつが日本で生活する外国人の人権をめぐる問題だ。同じ社会の構成員であり、今やその存在抜きに日々のくらしも経済も成り..
-
「経済を回す」責任者は?わかるようでわからない表現がある。「経済を回す」だ。長引くコロナ禍、新聞でもテレビでもネットでも、毎日のように見聞きしている。もちろん経済は大事だ。それを否定はしない。しないのだけれど、この言葉はイ..
-
「正論」では心は癒せない先月、米国の著名な歌劇場の関係者から、とあるウクライナ人歌手の取材を打診された。進行が始まった直後に降板が発表されたロシア人歌手、アンナ・ネトレプコさんの代役を務めるという。 音楽的には十分納得..
-
今こそ読みたい!本屋大賞の受賞作日本の小説を対象に書店員が投票で決める「本屋大賞」は今年で19回目を迎えます。 これまでの受賞作でどの本が読みたいか、と調査した結果です。 調査の方法 本屋大賞を受賞した18作品で1月2..
-
賃上げ税制のSOS日本は平均賃金で韓国に抜かれた。岸田政権は、給与を上げた企業への法人税の優遇を強化する作戦に出た。 だが、コロナ禍で赤字に転落している企業の多くにとっては法人税すら払えないので、縁のない話だ。む..
-
「水素社会」の常識を疑う二酸化炭素は温室効果ガスの一つとされる。エネルギーとして化石燃料を燃やす限り、この宿痾から逃れられない。 したがって、燃やしても水しか出ない水素こそ未来のエネルギーだという。これがあたかも常識の..
-
折々のことば人間がバラバラであることの重大性を悟らなければ、思索力は上がらないし、創造的な学問はできないのです。鶴見俊輔 団結、なかでも「正義の団結」というものが、人類史の中でもいかに凶暴な形をとってきたかを..