記事「本」 の 検索結果 110258 件
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五木寛之『百寺巡礼 第十巻 四国・九州』の書評2:太宰府の古刹の観世音寺と久留米の梅林寺『百寺巡礼 第十巻 四国・九州』では、四国・九州地方にある10宇の寺院が選ばれているが、前半の5つの寺院の来歴・地理・特徴、その感想を簡単に書き留めておこうと思う。 第91番 観世音寺(かんぜお..
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五木寛之『百寺巡礼 第十巻 四国・九州』の書評1:なぜ人は寺院を巡るのか?信仰と観光の癒し日本全国にある百の寺を巡礼するシリーズの最終巻であるが、自分自身が九州に在住しているということもあって『四国・九州篇』から手に取ってみた。日本における仏教の歴史は朝鮮半島にあった百済の聖明王が、欽明天..
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香山リカ『母親はなぜ生きづらいか』の書評:血縁の親による子育てと社会共同体による子育てのバランス近代日本のスタンダードな家族像である『父親が外で働き、母親が家で家事・育児をする』という性別役割分担は、共働きの農家が人口の大半を占めていた日本の伝統的な家族形態ではなく、富国強兵を目指す明治政府の国..
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リリエンフェルド『臨床心理学における科学と疑似科学』の書評2:科学的な心理療法研究の概略S・O・リリエンフェルドの『臨床心理学の科学と疑似科学』では、特定の精神障害の客観的な実在性や診断の妥当性、因果論的な分析、症状の影響の範囲についても考察されていて、特に第5章では解離性同一性障害(多..
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リリエンフェルド『臨床心理学における科学と疑似科学』の書評1:症候群の認定と法的責任の変化臨床心理学における『理論仮説・心理アセスメントの科学的客観性』は、心理学者・精神科医・精神保健専門家・行動科学者の証言の真実性や有効性とも関係していますが、リリエンフェルドの『臨床心理学における科学と..
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水無田気流『無頼化する女たち』の書評2:中間層解体と無頼化する女性のサバイバル戦略・安心欲求前回の記事の後半は、『第五章 「おひとりさまの老後」革命』のテーマにもつながってくる“職業キャリア・資産”のある女性の孤独感をどう受け止めるのかの問題でもある。『結婚・家庭・出産』というのは、どれだけ..
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水無田気流『無頼化する女たち』の書評1:ニッポン女子のハッピーリスクと努力の方向性水無田気流の『無頼化する女たち』では、従来、『社会経済システム(企業・雇用のシステム)』によって十分に保護されてこなかった女性は、『家族システム(結婚・配偶者の所得)』に頼るしかなく、1980年代まで..
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ブレンダ・ボイド『アスペルガー症候群の子育て200のヒント』の書評:育児のトラブルにどう対処するか?アスペルガー症候群(AS)の子どもを持つ親が、日常的な子育てや指導・援助で悩みやすいポイントとその対処法を、実際の育児経験の試行錯誤に基づいてまとめた本です。広汎性発達障害(PDD)の専門書ではないの..
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吉本隆明『僕ならこう考える』の書評:自分のコンプレックスや人間関係にどう向き合うかの私的談義吉本隆明が自身の人生経験や文学者・哲学者(思想家)のエピソードを参照しながら、誰もが一度は抱くであろう身近な人生や自意識、人間関係の悩みに答えていくという体裁の本。コンパクトな分量であり、分かりやすい..
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大井玄『「痴呆老人」は何を見ているか』の書評:認知症に対する恐怖感を生む自我中心の現代社会認知症(Dementia)は主に老年期に発症する脳の器質的障害で、『知能・記憶力・見当識・判断力の低下』をはじめとする様々な精神症状(認知障害)を発症して、重症化すれば『食事・着替え・排泄』といった基..
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勝間和代『目立つ力 インターネットで人生を変える方法』の書評:セルフブランディングのPDCAサイクル日本の社会・組織や人間関係では『個人で目立つこと・集団から突出すること・自己アピールすること』はある種のリスクと見なされやすい。『個人の実名』で目立った行動や発言をすれば批判や反論、非難を受ける確率が..
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京極夏彦が電子出版、電子ブックはどこまで普及するか?ソニーと提携した“GoogleTV”の可能性京極堂シリーズで知られる京極夏彦の作品は僕も結構読んでいるのですが、京極氏が5月15日発売の新作『死ねばいいのに』を電子出版するというニュースがありました。 京極氏はミステリー作家として人気の高..