記事「森茉莉」 の 検索結果 61 件
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作家の風景〔小島千加子〕文芸誌の編集者一筋に40年。 個性豊かな文学者の傍らにあって、創り出された作品の最初の読者という、余人に許されぬ至福の瞬間を享受し得た著者が、詩神に捧げる讃歌。 森茉莉の話を目当てに購入し..
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鴎外の子供たち〔森類〕鴎外の子供たち―於莵、茉莉、杏奴、類。 みなそれぞれ、強い個性を持ち、父親を愛し愛されていた。 しかし兄姉間の仲は、そううまくはいかなかった。 妻志け、子供たちを取り巻く不協和音。 明治の文豪..
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マリアの気紛れ書き〔森茉莉〕鋭い直感力と眼識、截然とした好悪感で綴った長編エッセイ。 『マリアの目とフランス人の目との出会いはやっぱり、イリオモテヤマネコ同志の出会いだった』…など、極めつきの表現でピタリと決めた文章が随所にひ..
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ぼやきと怒りのマリア―ある編集者への手紙〔森茉莉/著 小島千加子/編集〕自己宣伝する特性の裏に隠された森茉莉のもう一つの顔。 彼女の創作衝動を成す精神の暗黒面を垣間見せる書簡。 「森茉莉全集」に収録しきれなかった、編者の手元に残された書簡172通を年代順に収録する。 ..
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甘い蜜の部屋〔森茉莉〕少女モイラは美しい悪魔だ。生まれ持った天使の美貌、無意識の媚態、皮膚から放つ香気。 薔薇の蜜で男達を次々と溺れ死なせながら、彼女自身は無垢な子供であり続ける。 この恐るべき可憐なけものが棲むのは、..
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森茉莉―贅沢貧乏暮らし〔神野 薫/著〕森鴎外に溺愛された“薔薇くひ姫”の白日夢。 その父の死後、初めて茉莉の自らのアイデンティティを探るたびが始まった。その破天荒な日常生活を愛用の品、彼女を支えた人たちの証言から綴る。 ama..
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知識人99人の死に方〔監修/荒俣 宏〕冥土の旅はひとり専用。 家族が看取ろうと、壮絶に死を演出しようと、死に行く人はたったひとり。 死の前には人は完全に平等である。 だが、そういうシンプルなあり方を誰もが等しく見つめることができるわ..
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私の美男子論〔森茉莉/著 大倉舜二/写真〕ジャンパーと紳士・三島由紀夫、黒ずくめの監督岡本喜八、街の料理店主たいめい軒主人、茫洋とした美丈夫北杜夫、そして、葉巻と微笑いの男、森鴎外。 森茉莉がスケッチする「いい男」たち。 森茉莉にハマ..
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恋人たちの森〔森茉莉〕愛される少年。愛する男。男同士を嫉妬しながら少年を母のように抱く少女。そして、恋人を美少年の魅力から取り戻そうとする黄昏の女の破滅的な情炎。頽廃と純真の綾なす官能の世界を、言葉の贅を尽して描く表題作『..
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「父の娘」たち―森茉莉とアナイス・ニン〔矢川澄子〕奇しくもおなじ1903年生まれの森茉莉とアナイス・ニン。 1997年は、茉莉没後10年、アナイス没後20年にあたる。 ファーザー・コンプレックスの陽画と陰画である二人を通して、「不滅の少女」の原像..
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マリアの空想旅行〔森茉莉・著 小島千加子・編集〕“私は今度、古都について書くことになった”と始まる第一章「ひともする古都巡礼を」は単なる古都めぐりではない。旅行嫌いの茉莉は写真を見て、思考のおもむくままに、時には脱線し、飛躍しつつ、心に宿る情緒の源..
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魔利のひとりごと〔森 茉莉(著)佐野 洋子(画)〕「…よじれた襞をつくって流れ落ちる湯は、柔しく、軽い、千も万もの接吻」(沐浴) 鋭い感性で紡ぎ出される豊潤な世界。佐野洋子のカラー挿画で彩る瀟洒な一冊。 森茉莉の文章と佐野洋子の挿画を楽しめる..