記事「詩」 の 検索結果 48590 件
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和歌山近美では恩地孝四郎・藤森静雄展+若松英輔『井筒俊彦・叡知の哲学』は知的な刺激満載ですちりぢりと 向日葵(ひまわり)枯るる 残暑かな (芥川 龍之介) 夏の暑さというのは、いわゆる残暑となった頃が一番のピークでしょう。この句はそれをズバリと言い当ててます。ヒマワ..
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吉増剛造・映像作品gozoCine上映会は19日まで百日紅(さるすべり) 浮世は熱きものと知りぬ (夏目 漱石) 酷暑が続きます。午後の住宅街では庭先のサルスベリの赤い花がこの暑さを象徴するかのようです。漱石先生もこの花に託して炎暑を..
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「プンクトゥム・タイムズ」は吉増剛造さんの「REQUIEM-巡礼の旅」特集号濃き低き 虹を冠(かむ)りぬ 幾工場 (石田 波郷) 夕立の後に虹が濃い色で立ちました。真下には下町の工場街。戦後に波郷が暮らした江東区の砂町あたりの情景でしょう。「人間探求派」..
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吉増さんと吉田喜重監督トーク、素晴しい時間でした+アガンベンの新著『事物のしるし』夕立来(く)と 烏蝶(からすちょう)飛び 烏飛び (川端 茅舎) 夏の夕暮れ時、あたりの大気の気配が変わります。ああ、こりゃあ一雨来るぞ、というので、庭をカラスアゲハが飛びました。その..
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ポレポレ東中野では吉増剛造gozoCine連続上映+追悼サイ・トゥオンブリ夏痩せて 火星に棲める かほかたち (三橋 鷹女) これは痛快な一句です。酷暑が続いて食慾がわかずげっそり夏痩せした面貌を鏡でつくづく眺めると、まるで火星人みたい、というのでしょう。..
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『ロック天狗連』、元気な産声をあげました+「道の手帖・作家と戦争」に愛国詩論執筆しました此の宿は のぞく日輪さへも黴び (高浜 虚子) 梅雨の季節、あたりはじめじめと湿り、ある家を見るとそこに時々射しこむ太陽の光さえ黴びているみたいだ、という句意なのでしょう。陽の光が..
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世田谷パブリックシアターの朗読イベント「いのちを詠う」、大盛況でした春惜しむ 一日(ひとひ)画をかき詩を作る (正岡 子規) 晩春の一日、病床に過ごす子規は水彩画で草花などを写生し、また俳句を案じていたのでしょう。そんな自画像みたいな句です。不治の病..
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東日本復興支援の詩の朗読イベント、5月21日に世田谷パブリックシアターにて若葉濃し 静脈 波をうつてゐる (三橋 鷹女) 新緑が美しい季節です。艶の出た若葉を眺めてそこに鷹女が幻視するのは樹木の血管なのでしょう。若葉にも静脈が波打っている、というわけで..
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葉山館ではモホイ=ナジ展+田中恭吉の墓のありかが判明します鯉幟(こいのぼり) 牡丹ばたけに とほきかな (久保田 万太郎) 今日は5月5日子どもの日。鯉幟の句です。万太郎は劇作家ですから人事の句を専門にします。でもこうした叙景の句も良いです..
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JR山田線で三陸海岸を昨夏に旅しました+「遅い春」、深大寺を訪ねます永き日や 欠伸(あくび)うつして別れ行く (夏目 漱石) 暦は四月です。季語「日永」を用いて、漱石先生、春到来のおおらかでのどかな気分をユーモラスに詠みました。久しぶりに会った友人と四..
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凶事(まがごと)発生の後の日々、詩歌を寿ぐ気分にはなれません3・11から二週間近くが経とうとしています。しかし、福島原発の放射能漏れの危機的事態はいっこうに解決の道が見えてこないままです。昨日など東京都の浄水場の放射能汚染が判明して、乳児の水道水摂取制限..
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大震災の夜、幻の高見順賞受賞式報告2011年3月11日金曜日、午後2時46分のマグニチュード8.8(追って9.0に訂正されます)の大地震発生時、皆さんはどうしておられたでしょうか。これがわが国観測史上最大規模の地震活動の発現とは知ら..