記事「詩」 の 検索結果 48520 件
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ペドロ・コスタ監督「コロッサル・ユース」の試写を観ます+詩人・安西冬衛と三富朽葉のこと少年を 枝にとまらせ 春待つ木 (西東 三鬼) いわゆる新興俳句運動の雄だった西東(さいとう)三鬼は、「ホトトギス」流の諷詠俳句を否定して前衛的な「都会俳句」を牽引します。「水枕..
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都写美での狩野志歩映像新作上映+高踏的同人詩誌「水火」の誕生です勇気こそ 地の塩なれや 梅真白 (中村 草田男) わが家の近所の梅林もちらほら白や紅の花を咲かせ始めました。草田男のこの句は白梅が満開の様子を歌います。それを眺めながら、草田男のここ..
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笠井叡振付ダンス公演「透明迷宮」を観ました+「詩と詩論」研究会鬼やらひ けふ横雲の ばら色に (森 澄雄) 森澄雄は大正8年生れ。現在は日本の俳壇の最長老のひとりです。加藤楸邨門下で、流行の言葉を使えば、たいへん高い品格の句風で知られます。さて、..
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多和圭三新作展+映画「インファナル・アフェア」を観ました+『現代詩大事典』誕生冬ふかむ 父情の深みゆくごとく (飯田 龍太) 冬がしんしんと寒さを募らせて世界を真冬のものにします。その季節の移り行きの実感を父親の愛情が深まり行くようだ、と謳うのです。これは実に味わ..
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ワタリウムでは「クマグスの森」展+吉増剛造gozoCine上映会霜の墓 抱き起こされしとき見たり (石田 波郷) 波郷は結核患者でしたから、いわゆる療養句というのが非常に多いわけです。江東区北砂町の家の二階からは近所の寺の墓地が見えたといいます..
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高見順賞に稲川方人さん+新担当講座「文芸理論」「テキスト構造論」「文芸創作理論」四囲(しい)の音 聴き澄ますとき 冬深く (加藤 楸邨) 真冬の凛と凍てついた大気のなかでは、周りの物音もどこかピュアに響いてくるようです。これは恐らく深夜でしょう。街の音にふと耳を澄..
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今年百歳の映画監督オリヴェイラの「夜顔」、堪能しました+ツェランの姉的存在の詩人のことゆふやみの わきくる羽子(はね)を つきつづけ (久保田 万太郎) 「羽子」は羽子板の羽のこと。新年の季語にあたります。羽子板遊びに夢中になり、遊び続けるうちにあたりは夕闇に包まれてく..
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わが吉増剛造論『裸形の言ノ葉』、誕生です+森鴎外『寒山拾得』の不思議冬木照り 野の寂寥(せきりょう)のあつまりぬ (加藤 楸邨) 暦は師走となったので冬らしさを実感させる句を引きました。冬枯れの野原にはまばらに何本かの裸木が立っています。その木に冬の..
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「現代詩花椿賞」パーティーの夕べ+サッカーJリーグ観戦記雲幾重(いくえ) 風樹(ふうじゅ)幾群(いくむれ) 秋ふかむ (石田 波郷) 急に寒波が到来で、「秋ふかむ」というよりは「冬きたる」という感じの今日でしたが、暦は十一月後半、というこ..
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シュルツの短編「肉桂色の店」は現代詩です+わが吉増剛造論、誕生近し、です。千人の 天文学者 つどふ秋 (松本 邦吉) 現代詩人の松本邦吉さんは、長谷川櫂門下の俳人でもある、という話は以前にもしました。この句は松本さん自選の句のひとつ。一読、澄み渡った秋の..
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装丁家・菊地信義、面目躍如の2詩集+久々にサッカー談義雁(かりがね)や けふはなやぎし蕎麦の紅 (石田 波郷) 格調高い波郷の句、蕎麦の花の可憐な紅色を詠んだもの。そして秋になるとこの国に渡ってくる雁のイメージを合わせることで秋冷の空気..
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詩人北村太郎がモデルのねじめ正一新作小説+吉増剛造の朔太郎論『猫町映画館―下北沢』の構想だいぶ寒うなりましたと山鳩が啼(な)いている (辻 征夫) 詩人の辻征夫さんの遺稿句集『貨物船句集』から。「貨物船」は辻さんの、ちょっとユニークな俳号でした。辻さんは、八木忠栄・井..