記事「詩」 の 検索結果 48593 件
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NHKテレビ「丸竹夷にない小路」+車谷長吉の名作小説『漂流物』餅を切る 包丁鈍し 古暦 (夏目 漱石) 夏目家でも正月を迎えるのに餅をつきました。お雑煮用の角餅を作るのに漱石先生、包丁を手に奮闘中という一句でしょうか。古くなった暦は屑篭行き。..
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秩父では稲川方人氏らの現代詩朗読会+川村記念美術館はコレクション展ですカフカ去れ 一茶は来(きた)れ おでん酒 (加藤 楸邨) 「人間探求派」と呼ばれた楸邨ですが、時にこんなユーモラスな句も残します。おでん燗酒の季節。おでんで熱燗をいっぱいやっていると、..
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レヴィ=ストロース、百歳を迎えました+三省堂書店での現代詩朗読会のお知らせあたたかき 十一月も すみにけり (中村 草田男) この句の平淡な味わい、とてもあの草田男さんのものとは思えません。が、時にこういう師匠の虚子直伝とも言える作を草田男もヒネッタよ..
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大江健三郎の短篇「もうひとりの和泉式部が生れた日」+YES結成35周年LIVE!水にまだ あをぞらのこる しぐれかな (久保田 万太郎) 時雨は冬の初めにさっと降っては止む雨のこと。ちょうどいまの時期独特の「季節の情緒」を喚起する伝統的なことばですが、近年はあまり時雨..
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吉増剛造教室では鵜飼哲氏講演+恵泉女学園では多和田葉子さん文学講演曲がった宿の下駄はいて 秋の河原は石ばかり (尾崎 放哉) たまには自由律俳句です。放哉(ほうさい)、山頭火と並んで荻原井泉水主宰の俳誌「層雲」の人気作家でしたが、陽性の山頭火に比べ..
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富永太郎研究史上の新発見!+仙台の芝不器男+三太郎の小径と善導寺葡萄食ふことのひとつも 夜の秋 (森 澄雄) 森澄雄氏といえば、加藤楸邨主宰の俳誌「寒雷」に拠った俳人で現役最長老のおひとりです。「こほるこほると白鳥の夜の声」というようなモダン..
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西洋美術館ではハンマースホイ「静かなる詩情」展+〈吉本隆明〉という現象先生の 疎髯(そぜん)を吹くや 秋の風 (夏目 漱石) 疎髯とはまばらに薄く頼りなく生えたヒゲですね。肖像写真で知る漱石先生のヒゲはなかなか立派ですが、あれはあれで成育に苦労が..
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世田谷美術館のダニ・カラヴァン展オープン+「現代詩手帖」は安東次男特集号老いきれぬ 人の放さぬ 秋扇 (安東 次男) 今日はちょっとシブい「折々の句」です。暦は9月となりますが、まだまだ残暑も旺盛なのは毎年のこと。この句、秋になっても夏場の習いが抜け..
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自作詩朗読CD本『やさしい現代詩』PR+横浜トリエンナーレは来月13日からです蕎麦の香の はや夏痩(なつやせ)の眉目かな (石田 波郷) 新蕎麦は秋の風物ですが、そこに「夏痩の眉目」を取り合わせました。激しい夏を過ごして頬の肉もこそげおちた、そんな男の顔が香りの高..
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札幌の吉増剛造展に行きました+C・ムシャールさん特別講演兎も 片耳垂るる 大暑かな (芥川 龍之介) 芥川の鬼才は時にこんな句に発揮されます。あまりに暑くてへばりそう。ウサギ君だって片方の耳を垂れてグロッキー寸前、というありさまを、我鬼先生..
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俳誌「澤」は百号記念の田中裕明特集+北海道立文学館の吉増剛造展に行ってきます金色(こんじき)の 仏壇のある 海の家 (小澤 實) 「海の家」なら海水浴客のための休憩所でしょう。そこに仏壇があって、それも金色に塗られているというのですからなんともキッチュな情景..
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大江健三郎最新長篇小説『﨟たしアナベル・リイ(…)』、読みました+「星座」の吉増剛造特集は400頁超滂沱(ぼうだ)たる 汗のうらなる 独り言 (中村 草田男) 猛暑の毎日です。これぞ真夏の句。「滂沱」は、しかし国語辞典でも涙と雨の場合しか上がらないのですが、草田男は強引に滴って流れ..