記事「詩」 の 検索結果 48524 件
-
たったひとつのおまえは たったひとつの文字 寂しさに耐えかねて外に出て 風の音や鳥のいななきにふれて いつか なんとか地に足のついた単語になり しんとしてひとけはなくても なぜ..
-
もっとゆったり寒くて お風呂の掃除をする前に 追いだきして一度ゆっくり温まろうかと 鏡に裸をうつして胸をはって 気取ってウィンクして自嘲して 浴槽に飛びこむ すわりこんで 大きく息..
-
うさばらし眠りの波に押し流されて 悲哀は軽くても 泡になって消えていくことはなくて 苦悩は重くても 底に沈んでしずまることはなくて ただわたしをもてあそび その存在を誇示する わた..
-
ターンわたしはどこへ行こうとしてるのでしょうか 通行禁止のフェンスが道路にかかっています もっと先に行くべきところがあるような気がして わたしは車を降り フェンスの隙間から足をの..
-
イリュージョンキーボードをたたく 文字を刻む だれのためではなくて だれかのためでもなくて サインを残す ところが 結局は ひとりよがりなんだよね だれかにそうやりこめら..
-
やり過ごす新年に 不安とか闇とか 場違いなコトバをならべたてていたら いつか 禁句の群れに四方八方から追い詰められて 行き場を失くして 頭を両手で抱えて立ち往生して ごめんなさ..
-
おしゃべり話しコトバなんて嫌いなのに 頭のなかの小部屋でうるさくとびまわって 壁をたたいたり蹴ったり 床を軋ませたり擦ったり ときには天井にさえ傷をつけたり わたしは 「おし..
-
本を伏せて目が疲れて 瞬きをくりかえして 読みかけの本をひざの上に伏せます それでも プロローグからのイメージの余韻はまとわりついていて 暗闇で手探りするヒーローの ハッピーエン..
-
ひとりではないわたしはひとりではない 夢の中に心をひたしていると わかるのです 草木のない広い舗道みたいな稜線 両端がすこし傾いて絶壁につながっています 吹き上げてくる風に流さ..
-
窓ガラスがわれて窓ガラスがわれて 割れ目はギザギザに切り込んで 素通しになって 残りは 白いひびがいくつもの吊り橋になって たわんだり延びたり折れたり途切れたりして いかにも危うげで ..
-
戸惑ってため息をつくおまえ まぶたをふせて煌めいていた目は隠れ はりつめた胸も腰も手足も萎え 明るいオーラも消えうせて さらに 覆いかぶさった髪が 小刻みに震え 涙をこらえて..
-
欲が遠くにあるものは色の区別がつきにくくて 輪郭もあいまいで 濁ってかすんで 存在していないみたいで とても頼りなげです だからといって 近くにあるものが濃い色をして 実..