記事「詩」 の 検索結果 48526 件
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気にならないどこからか口笛がきこえてくる とても単純で それでも 耳が追いつかないほど複雑な節で 小鳥のさえずりや風のうなり 車のブレ-キ音や聞こえよがしのおしゃべり そん..
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月々にまわりには ひとの手垢のついたものばかり 木々と草花さえ乾ききって 近寄りがたくて うっとうしいったらありゃしない 望月の光りにさらされて 舗道のレンガの隙間から僅..
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灰色の空灰色の空とはいっても 黒と白を適当に混ぜ合わせて 塗りたくっただけだから よく見れば どこもまだらで 黒っぽくなったり白っぽくなったり だれが罪をおかしたのか手..
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手まねき横断歩道の信号の青が点滅しています。 走れば間に合うけど、 わたしは立ち止まり、 それにしても、 なんて雨ははげしく風はつよく、 わたしは、 カサが吹きとばされない..
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名まえなんて名まえなんてきかれたって知らないよ 赤みかけた空の下の あの青い山かよ その下のもっともっと青い川かよ それとも 川沿いに立ち去っていく 濃い青をまとったあいつかよ..
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さようなら五年越しの 「アジサイの苑」のプロジェクトが終わった さようなら 南三陸よ アジサイにかこまれた名刹よ お寺の本堂でおこなわれた完了式 住職が ..
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南三陸へ今夜 バスで南三陸へ行く 準備はすっかり済んで あとは 荷物を持って集合場所に向かうだけ 東日本の被災後の 五年越しのプロジェクト 当地の名刹に アジサイの苗を..
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待って陽気に誘われて 土をかき分けて ぼくは穴ぐらから這いだして 光りにさらされて さて 何か口にするものはと 行く手を探っていると いまぼくが出てきた背後の穴から 声が..
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早とちり期待してたのかな 『参加できません』って 通知が届いて ことしで最後のプロジェクトだったため よけいに 期待はずれで 『やっぱり』って がっかりして そ..
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ながい夜暗がりのなかで イスにかけて わたしは酒を飲む 脚をくむと 重みのかかった膝が 重みをかけた膝の裏に貧乏揺すりをつたえる 揺れたからって 床は固まったままでびくと..
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いいことが『いいことがありますよ』 わたしに釣り銭を渡しながら よく行くコンビニのおばさんが笑顔で言った わけを訊くのも面倒で むしろ わけにそっぽを向くのがエチケットだとばか..
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もたれかかっていいよ もたれかかっても 疲れているんだね 砂浜を歩きとおしで 足はもつれて 息はきれて ようやくここまでたどり着いたんだものね わたしの ざらざらして乾い..