記事「詩」 の 検索結果 48528 件
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跡づけ神無月 はや神無月 尽きぬ思いに 苦しんで 死んで花実が なるものか のかんか弱気 地に足を 潮にまみれた 公害病 表象胸に 刻みつつ ..
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この渚で炎が寄せては返す この渚で 自分で点火したのに 我慢できなくて 炎のすきまの 砂の 透明に浮き立つ 一瞬をとらえて ザブンと海に飛びこんでも 炎は目ざとく襲っ..
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雲とくぐもった声で雲が言いました 泣かせてくれって 薄く濃くまばらな灰色の衣を揺らめかせて 中天から少し傾いた ほころびかけて破れそうな痛みのはざまに あんたの涙を落とし..
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かぞえ戯歌ひとつとせ 否定する 秘めた恋路の 碑のおもて 冷や酒さして 日数かぞえて ふたつとせ ふつか酔い ぶどうの房の 深緑 ふくみころがす ブランコにして ..
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痒み激しい雨と雷のとどろきが遠ざかって きゅうに晴れ渡って 気温が一気にあがって むしむしする靴と靴下を脱いで裸足になって 手に持ったカサと上着を投げ捨てて むしろ ズボンもシャツ..
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いろは戯歌いろは歌 色は薄れて いにしえの ロマンチストが ろうろう流浪 はかなくも 花に恨みを はさみで切って にやり笑って にぎって捨てて ほらごらん ほのかな..
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翼がなくたって右側には日影があるのに 左側には強い日ざしが渦巻いて 急ごうにも 植え込みの繁茂した草がはみだし 行く手を遮り 後ろをふり向かせる 低く垂れた枝葉は 通りゃんせ通..
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悪魔たち一 悪魔がとりついて いつからか 大きなマントで影をつくって その暗がりで ぼくをいたぶる 「押忍」 空手のあいさつをあびせて すばやい拳をとばす ..
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這いつくばって差し伸べる手はいらない 後押しもいらない ロ-プも蔓も 足を引っかける木の株も埋もれた石も 助けはいらないひとりっきりで ひとの声が聞こえる 崖の上には砦があるのだ..
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影の病一 あれはぼくだった 朝早く家を出たせいで 運動場にはだれもいなくて 教室はガランとしていた でも 窓際の前から三番目の席 そこはぼくの席 そのあたりだけへ..
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習性まだ日陰のたくさんあるうちに 灼熱がはびこらないうちに 草むしりをしよう それなのに 貧乏性のせいだろうか それとも 草むしりは日向でやるものと刷りこまれているからだろ..
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糸くず男は、 時間つぶしに映画を観て眠気におそわれて、 シ-トに深く沈んで足を投げ出した。 約束の時刻まではまだかなりある。 すると、 すぐまえの席の若者が立ち上がってカニ歩き..