記事「詩」 の 検索結果 48528 件
-
息あわせ一 ケンちゃんに見られてる 庭を見はらした部屋で ぼくは正座させられて 頭を殴られる 痛くて思わず泣いてしまう でも 泣くなといわれてまた殴られる こらえようと..
-
橋をわたり通りから橋に出ると すぐそばの海を渡ってきた風が 川沿いに狭まって勢いをまして 自転車をよろめかせる ちからを抜いて 誘われるままに おまえの胸にとびこんでいけば き..
-
枯れ葉一 桜の枝は枯れ葉を落とし 曇り空に いっぱいに投網をひろげて じょじょに沈んでいく あきらめの めまいの 投網をひく その手もとには しぼってあふれた 赤や黄..
-
まひるの半月まひるの半月の弦は 消えそうな後ろ足で くらげになって ゆらゆら揺れて いましも 銀色の魚がかすめて泳いでいく そうだったのか わたしは海の底で 海藻や珊瑚ごし..
-
ぞっとする古い本のページを繰っていたら、 「かんにんの四字」が目を引いた。 『忍耐』 小学生のとき、 黒板のわきの貼付板に先生が自分で書いた半紙がはられていた。 きっと先生の座右の銘だ..
-
どうでもいい風夢は といってもたいしたものではないけど お金とオレの頭の都合が悪く はかなく飛んで割れたのに どうでもいい風は オレにまだ地に足をつかせない いつも心もとない相槌ばか..
-
しもつきのしもつきのかきおきますわありがたく ドアを開けて電気をつけて部屋に入ると テ-ブルの上に柿が一個あった その柿は白いメモ用紙にのっていた その用紙に平仮名だけで書いてあった..
-
ここにわたしはここに居ます すこしも気の休めない ゆったり眠れないここに 仮の世の仮の宿の この仮の寝の ここに どこからかすきま風がはいってきます それは悪意になって..
-
朝のコ-ヒ-晴れててもひんやりしているので もうアイスではなくて ホットでコ-ヒ-を頼むと おねえさんはド-ナツといっしょに トレ-を少し持ち上げて渡してくれて どうぞごゆっくり ..
-
スト-カ-雨がたちまち 膝から下をびしょ濡れにします カサをまえに傾けると 無防備なうなじから背中を 急にべたっと 異様なヤツにおおいかぶされて はがいじめされて 生温かい息を吹き..
-
リストカットリストカットなんてコトバが 巷にあふれるずっとずっと前に 浪人中の男はリストカットしてた 玄関なんて通らないで ガラス戸をあけて出入りのできた 共同トイレと洗面所だけの一階建..
-
7周年をむかえてきょうで7周年。 1周年、3周年のときは感慨もひとしおで、 驚きや喜びもあったが、 7周年では、 へえ-そんなに続いたんだって、 へんに冷めて、 へんに投げやりで、 へんにひとごとみたい..