記事「詩」 の 検索結果 48604 件
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二人同夢一 お昼休みに ケンちゃんが物思いにふけったようすで 席についていた いつも真っ先に校庭に出るのに どうしたの 近づいたぼくを見てケンちゃんが答えた 昨夜..
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つつましいどこかたどたどしいけど 心をほのぼのとさせてくれた そんな水彩画が三点 月いち程度であたらしく掛けかえられていた その壁にはもうなにもない 改装されて壁はきれいになった ..
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つくづくとつくづく思えば思いつく 寺の坊さん鐘をつく 夜を告げる時をつく バス停にはバスがつく おじいちゃんは杖をつく ステップ上がり膝をつく あたし抱えて席につけ あたし..
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走る子子どもがジョギングしてる まだ十才にもみたなくて 思いつめたようすで ぎこちなくて むずがって それなのに スピ-ドばかりあって こんなことしたくないの ぼ..
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つもり手が冷たくて 薄い手ぶくろは冷たさがしみついて からみついて もう指先はしびれて 非情なおまえに 手ぶくろをはぎとられ 店頭の切り身にされて たたき売りされて だれ..
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月夜のレクイエム一 おまえは病んだネコ なんどか バス通りをうかがって 車を待つ 息をひそめて 今だ 通りを横切る それでも 傷ひとつ負うこともなく いまも病み続けている ..
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男と女の時男は手をあげた 指のさきが反って みんなの目の糸をひっぱって それで爪弾いた 別れのエチュ-ドを いかにもだどたどしく 命令されなくたって辺境に赴く どんなに遠くても ..
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かぜ気味でかぜ気味で のどの奥に小さな花が咲いていて 息を吸ったり吐いたりするたびに 花びらはゆらぎながら もうお願いだから引っこぬいて 空はいち面暗くて 地面は濡れてぐしゃぐし..
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息あわせ一 ケンちゃんに見られてる 庭を見はらした部屋で ぼくは正座させられて 頭を殴られる 痛くて思わず泣いてしまう でも 泣くなといわれてまた殴られる こらえようと..
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橋をわたり通りから橋に出ると すぐそばの海を渡ってきた風が 川沿いに狭まって勢いをまして 自転車をよろめかせる ちからを抜いて 誘われるままに おまえの胸にとびこんでいけば き..
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枯れ葉一 桜の枝は枯れ葉を落とし 曇り空に いっぱいに投網をひろげて じょじょに沈んでいく あきらめの めまいの 投網をひく その手もとには しぼってあふれた 赤や黄..
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まひるの半月まひるの半月の弦は 消えそうな後ろ足で くらげになって ゆらゆら揺れて いましも 銀色の魚がかすめて泳いでいく そうだったのか わたしは海の底で 海藻や珊瑚ごし..