記事「詩」 の 検索結果 48532 件
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小指の爪足の小指の爪がうなだれて耳を伏せる ごめんね 右と左から切りとられて ぼく とんがってるから ひっかくつもりはなかったの ぼく じっとしてるからね 空色の毛布が..
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イレギュラ-交差点で信号を待ちながら 日の光がまぶしいので 足もとの点字ブロックを目にかぶせる 柔らかくして 優しくおおえるように ふわっと 丸い突起の山は波打って 間隔をせ..
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ひかれかぞえ歌ひとつとせ ひと夜ひと夜が あだになり いく夜いく夜の 宵待ち草に ふたつとせ ふってふられて 春の雨 しとどに濡れて 花は散り散り みっつとせ 見せてく..
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もう五月月が変わっていた ながい夜のうつらうつらのなかでたくさんの夢を見た どんな夢だったか忘れてしまったけど 夢のとがったかけらはひっかき傷をつくって 頭痛を引き起こしていた ..
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さよなら四月さよならの気分で ジンをぐいとあおったら きょうは四月のさいごの日 四月のカレンダ-を指でつまんで 裏返しにして 日付けもメモも花の挿し絵もかくして 白紙にして ..
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花によせて花に寄せたあのくだり 狂おしいまでの みじかいセンテンス どこにしたためられていたのだろうか 『薔薇の奇蹟』 それとも『花のノートルダム』 にしても著者はだれだっけ あの..
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追いかけっここのうららかな昼下がり どこまでもつづく野の道を 小走りで スキップしたり 横っとびしたり ぼくら 後になったり 先になったりして たがいに追いかけっこして ズックの..
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やの字いろは四十八あるそのなかに いやのやの字がなけりゃいい 首を横にふるだけじゃなく 眉をひそめて 青筋立てて きびすかえして すたすたと とりのこされて ため息ついて..
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おちゃっぴいいつまでたってもほんとに おちゃっぴいなんだから あたし わかってる あたしはもう年頃といわれるとしだって もう男の目を気にするとしだって もう身なりに気をつかうとしだって..
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傷ついてハトがやってきます 左足を傷めたのでしょうか 傷めた足を地につけるかつけないかして 体をわずかに右あがりにゆらして わたしのすぐ近くまできて 左足を羽衣に隠して片足立ちになっ..
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風のつよい日風が強すぎて砂浜に行けない 海にそそぐ川が逆流して波立って 砂まみれになって おれは欄干に押しやられる 自転車よりも むしろ歩いて 待っててね 踏切近くの道路際に自転..
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どじぐじ花びらを散らしたみいにおだやかな海で サ-ファ-はボ-ドにまたがって櫂をこぐ まぶしさにはねかえされて 砂浜に 目を向けて どじぐじ 濁音をかさねてあいさつする どうしよ..