記事「詩」 の 検索結果 48604 件
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あのひとあのひとのところへ行こうか ふと 決して突然ではないけれど お墓参りに行こうと思った 亡くなるひと月ほどまえに あのひととキャッチボ-ルをした へえ肩がいいねっ..
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ちかき頃にや「ちかき頃にや」 いつのことだったか もう忘れたけど ふとふり返った斜め向こうに 工事中のビルが見えた 緑色の網をかぶって縦横に足場をめぐらせて 黒いクレ-ンが青空につ..
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断章一 目を閉じていてもわかります カ-テンにまとわりついて 明るい光りが忍び寄ってきます 無情に 夜の終わりを告げるために しくしく泣く声が聞こえてきます ノラネコが通..
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雨が降ってもいい午後から雨になるって 天気予報では曇りだったけど 朝 からりと晴れていい天気だったので 蒲団を干して出てきた 毛布もシ-ツも 昨夜の残り香がしみついたすべてを 隣りの..
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傷あと彫刻刀で指をきった 右の中指の 第二関節から第一関節まで はりつめた皮膚がさけて 桜色の秘部がひらいて その底に深淵がのぞいていた ぼくはすぐ目をそむけた なにを彫っ..
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石ころ石ころをけった つまずいて すべって 何かの拍子にころんでしまうからではなく ただ邪魔だったから 目ざわりだったから 石ころはころがって池に落ちた 池に波紋がひろがっ..
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玉結び用事がすんで帰る途中に渡された あんたから この玉結び 応か 否か 幾重にもたたんだ紙ひもの その両端に結んだ玉ぶさが問いかけてくる 玉ぶさをまんなかに寄せて ..
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ネズ公ネズ公め 寝ているうちにおいらの腕を噛みやがった 芋をかじったり 屋根裏で運動会をしたってかまやしねえ おいらの見立てじゃさ ヤツはなによりかわいい目をしててさ いつか朝起..
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寒菊によせて寒菊の花ぶさをむしりとって その花びらを一枚つまみます 乾いたその手触りと 香りさえなくした薄い反りに はっとして 思わず手ばなすと 地をはう風に舞いあがります 純白..
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白く塗れ横殴りの雨が白くなって みぞれになって やがて雪になります 空にせっする木々の梢は ほんのわずかだけ 明るい光彩をまとって かすかに揺れています そこからふいと 黒い鳥..
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盗人小咄おめえももう十五 見習いだ きょうはおいらについてきな おっかあ 息子を連れて仕事に行ってくるぜ 「しっかりかせいできな」 木枯らしが舞う寒い夜だ 「おと..
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願かけ大酒飲みのかみさんと別れて 別れてみれば 所在なくて せわしないなことではあるが このあたりで名高い縁結びの仏さまに 願かけをいたしましょう 小心者の旦那と別れて 別..