記事「詩」 の 検索結果 48604 件
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バスのなかでバスの窓のそと 小雨が降りつづき 灰色一色の空には濁点が ショ-ウィンドウや道行くひとには半濁点が 数えきれないほど張りついて ときどき 寄り集まって 耐えきれなくて涙に..
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行ってきます行ってきます そう言って部屋を出た 叱られはしないかと また無理難題をふりかけられはしないかと おどおどして 小さな胸をしめつけられて もうがまんできなくて 一瞬..
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にらめっこまあるくなって むかい合って すわって ひいふう みんなに内緒 よおいつ 昔なじみの紫や ななやあ 九つ過ぎに 腰をこごめて 紺がすり どうし..
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12月17日の朝にサムライ そんなもの嫌いだ えばりくさって 建前ばかりひけらかして またお見えかえ 三軒長屋の仮り住まい さんざん甘い汁を吸って出ていったサムライの 後に居座った風来坊を..
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夢の男石ころをけった 小石は乾いた音をたてて 転がって草葉の陰に消えた ふと見上げると 坂の上に 薄闇に 男がくっきりと 影法師になって 大上段に刀を構えておれを睨みつけ..
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つくばいとび膝を曲げて 腰をおろして 両足をそろえて 目のまえの空きカンを見つめる 見ちゃだめ だれかが言う そうだね意識しすぎたら失敗するものね 意識しない 見つめない ..
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落ち葉をよそおって落ち葉をよそおって 命のよすががいま途切れて すっかり軽くなって 風に吹かれて 路地をスキップして 垣根の下のふきだまりにおちついてさ ここが先途と そこには..
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狐のお窓ひとりっきりの留守番で 卓袱台に頬づえをついていたら だれかがこつこつ窓をたたいた レ-スのカ-テンをひいたら 狐が でもよく見るとみよちゃんだった 狐のお面をかぶ..
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季節の変わりめに出がけにふと ペットボトルをビニ-ル袋につめて 集積所にもっていくと 資源ごみの堆積がくずれそうになってくすくす笑うのです ペットボトルはあした きょうが滞っているの..
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こまめんどうかかとをその場にとどめて つまさきをまわす ぴょんぴょんと踊るように 手をたたいたり 両手をだらりとおろして遠心力に任せて また手をたたいたり 笑顔が空を向いている..
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お山のお山のおこんさんさっちゃんの後ろにぴったりくっついて さっちゃんの前からは見えないように ちいさく ちいさくなって 鬼の声が聞こえてくる お山のお山のおこんさん 指きりの約束たがえ..
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風のなかで何か忘れてる 何か? 頭の中はがらんどうで 気がかりが風になって くるくる回っている 自転車のカゴを見る 何か? 三軒のス-パ-をまわった 肉の安い店 魚..