記事「詩」 の 検索結果 48604 件
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花あそび花遊びをしましょ 雨上がりの縁さきで 庭の菊の花の 柄の先をはさみで ちょんと切る 花の露がぽとりと落ちる ふう つんとする いい香り いい こうして 手..
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9月になって一 コンビニの駐車場のベンチで缶コ-ヒ-を飲んでいたら 目のまえでガシャンと音がする 自転車が倒れ男の子が起き上がろうとしている 二の腕の内側の日に焼けていない..
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海を眺めて波が荒い 水平線には 雲がつくったさびれた村がへばりついて 高台の小学校の校舎や鎮守の森がみえる そこから光る石段が幾重にもおりて 飛んだり跳ねたりしながら 風がわたってくる ..
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セミのなきがら道ばたにセミのなきがらが 仰向けに 細い足を絡ませて 頭を少しおこして ふたつにひらいた透明な翅の死の床に どこから落ちたのか 樹木は遠く 青い空に入道雲がつぎつぎせりだ..
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縁切り地蔵お地蔵さんが夢枕に現れて 伏し目がちに言うのです この指を砕いて飲ませなさい さしだした手の小指の先は欠けて そのかけらが手のひらにのっていました あたしは嫉妬の炎に..
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夏の夜は夏の夜は寝苦しくて いっそとび起きて 絵空事に 浮き世ばなれのお話に ひたってみよう むごい仕打ちや裏切りに うかばれなかった魂の おどろおどろの物語 報復の手は伸..
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煮豚煮豚をつくろう レシピどおりに 玉ねぎをすりおろして 思わず涙がにじんできて 汗といっしょに 二の腕でぬぐいながら すりのこしも小さく切って 残らず鍋に入れて 醤油と砂..
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手がたり山を越えて 左右の人差し指の先と先をくっつけて頂きにして また山を越えて またその先の山を越えて 中指と中指で 薬指と薬指で 曲がりくねった坂道を登り..
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待ってて待ってて 夏のさかりが過ぎたら 秋風が吹きはじめたら きっと行くから だれが待っているわけじゃないけど もしも 山形のあのひと 東京のあのひと 福岡のあのひと ..
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走るひとコンビニのまえで 木立の陰で わずかばかりくっきり浮かんだ闇で 燃える日ざしを避けて あんたは汗をぬぐっていて オレは熱をふりまいているみたいで 近寄りがたかったけど し..
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消えたことばかがり火になって 暗い海をゆらゆら赤く照らした あのことばはどこに消えてしまったのか やみくもに手探りしても なにもつかめない 波がしらと波がしらをむすぶ 星と星をつなぐ 数..
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よみきかせ花火大会が終わった夜で まだ興奮が冷めていなかったからかもしれない 恐い話をしてあげようか うん 話して でもね注文があるの ドスはきかせないで 声のト-ンを変えない..