記事「詩」 の 検索結果 48604 件
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ものぐるおしく駐車場の車の陰で ノラネコが足を投げ出して ぐったり というのは オレ自身が暑さにまいって ぐったりして きっと いろんなものを共有しているにちがいないから ノドの..
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だるくてだるくて 背骨だけがなんとか立って 突風がくるとボキッと根もとから折れそうで それでもあれをしてこれをしてと とるにたらないスケジュ-ルの葉っぱを繰っていると いちまいだ..
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ヴィ-ナスの誘いうつつの闇のなかで 空腹にさいなまれたノラネコがなく あかちゃんの泣き声をまねて 金色の夢のなかで 裸のヴィ-ナスが のびやかな手で胸と股間をかくし 長い髪をなびかせて ..
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ほほえみ通り自転車にとび乗ってしばらく行くと 空はいっそう曇ってきて 霧雨になる カゴの折りたたみガサはそのままに ほてった体をさらして のらりくらりとペダルを踏んでいると 膝から..
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娘酒おら 酒にはとんと目がない そろそろ初酒が出来上がるころ いつものように酒屋の娘が待っていようほどに おっと 行きすぎた よだれを拭いて ほこりを払って 娘さん いら..
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踏切で警報機が鳴る 上下のフラッシュライトが交互に赤く点灯する はやく渡っちゃおう 待たされるのはいやだから でも 踏切の中ほどまで行った男の子が はじけるように戻ってくる ..
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戯れ歌梅雨の晴れまに ぶらぶらと 辻に占う 風の向き 悪夢のあとは ひたひたと すがりついては くるけれど 束ねてあつめて 通せんぼ 左に折れて 川岸の 腰を..
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境内にて平らな岩に腰をおろし ずっと 光りを浴びて青空を見上げていると 目のまえの木蔭にたたずむひとは いっそう影を濃くして 脚を踏みかえたり 首を傾げたりする その動作がいかに..
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洒落浮世通りの 大通り 梅雨の晴れまが 目にしみる 会った夢見て よろこんで さめてひとり寝 涙ぐむ なんていわれて 出かけてさ おまえの影は おれの影 うどん..
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おしゃれきっと年少さんの声 前の路地から聞こえてきた あけはなった窓の外から 「ここにねすごくオシャレなひとがいるの」 ちっちゃな女の子の声 「そうなの」 ママが穏やか..
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ぼんやりとぼんやりと海を眺めた 石のベンチにすわって 両腕をのばして手を後ろの縁にかけて 胸をひらいて 潮の香りをすいこんで 両脚も思い切り投げだして すっかり体のちからをぬいて..
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別れ if雨がそぼ降る カサをさして歩くオレに 道ばたの小さな花がつぶやく もう一度やり直せたらいいのに その花の名前も由来も知らない それでいい 立ち止まらなくても 視線..