記事「詩」 の 検索結果 48533 件
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日日是好日だらだら坂を行く 頂上の隧道まで クルマの排気ガスにまみれて 息が切れて胸を熱くして もうひとふんばり、もうひとふんばりと ペダルに力を込めて、かえってハンドルはとられ 向かい風が真っ向か..
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鳥よ鳥よ 羽ばたくがいい 高みに向けて飛ぶがいい 地上には黒い花が咲く 廃液の涙をながし 雲間の光にうちひしがれて 鳥よ さえずるがいい かん高いレクイエムを どうなってもいい ..
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混沌からおしゃべりを聞く。 被災地の映像に目をすえたまま。 吐く息が白くけむる。 それはたき火の煙だったのか。 目にしみて思わず流れる涙にちらついて、 避難所の一点に閉じ込めた光が虹..
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地震家が揺れた。 心も揺れておののいた。 揺れは止まりそうもないので外に出た。 出たけど歩けそうにない。 ドアにつかまったまま周りを見た。 電線が波打っている。 枝葉がザワザワと鳴っている。 ..
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ここではないどこかにここではないどこかに行こうとして お酒の手をかりて もがいたのに 目がむず痒くなる 弓型のまぶたにまつ毛の雨がそそぎ ゆっくりカサの黒い幕がおりてくる 頭がしびれてきて 持ち..
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ちょっとふらふらかなりドキドキ電子音で目が覚める。 寝つくのが遅かったのでまだ眠い。 あと5分、 見ていた夢のペ-ジがひらく。 はらりと一枚、 稲荷神社の幟にからまってよろけて老人が消える。 だれ どこへ行った ..
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あるがままにしなだれかかった葉が光と風になぶられてちらついて ちらちらと 地面の曲がりくねったなぐり書きを切れ切れのくぼみにして わたしのあったはずの意図をあざ笑う わたしはしゃがんだ..
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落として洗濯物と、 燃えるごみの入ったビニ-ル袋と、 ヨ-グルトを飲んだあとのコ-ヒ-カップをもって、 急な階段を降りながら、 少しめまいがして、 あるいはもの思いにふけって、 ついコ-ヒ-カップ..
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エスカレ-タ-にのってエスカレ-タ-で下降する。 下の床までだれひとりいない。 うなだれると、 踏段の細かい縦のみぞに吸い込まれそうになって、 耳に流れるNorah JonesのSinkin’Soonを..
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執心の蛇男はたじろいだ。 林を出たまばらな木立がおおう祠の前で、 一匹の蛇がとぐろを巻いていた。 ふたつに割れた赤い舌をひらひらさせて、 またたくことのない暗い目を男に向けて。 その..
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水平線空は半島も小島も灰色にそめて ピンと張った水平線におおいかぶさって はじかれて その余勢をかって 容赦なくおしよせてくる 砂の堆積した突端で 防波堤の冷たい壁で わたしは 水平線をわず..
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オヤジギャグ その4の4Aは、部長が定時で退社するところから後をつけた。 オレはAと別れてレンタカ-を借りることにした。 部長の家は環状線の歩道橋を左折して5分ほど入った住宅街にあった。 Aが寒..