記事「詩」 の 検索結果 48605 件
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旅にまだらに灰色にけむった 天の屏風に 金色の帯をかける 真中からまっすぐに 水平線の床にむかって 幾すじもの放射線状に さっきまで みがきぬかれた 波打ち際から沖まで ..
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暑いって大きく息をはいたら 息の終わりにつながって声が出た 暑いって でも暑くなんかないよ 木枯らしがぴゅうぴゅう吹いて 足を取られそうになりながら 少ししかめっつらをして ..
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雪の舞い飲んだくれの爺さんだ。 ひとり者でだれに気兼ねもない。 今日一日の糧があれば、 お酒ももちろん欠かせないけど、 それで十分。 爺さんのなりわいは砂絵だ。 地面に五色に塗った..
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隧道にて坂道を上がりきったところで体の張りを解く 手はハンドルにそえるだけ 足はペダルにのせるだけ 深呼吸して息をととのえる 段差にも腰をあげない 暗いオレンジ色の水..
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袖ひくあんた日の暮れまぎれに 袖ひくあんた どうしたのさと 問いかけようと 口は開かず もじもじと 顔が赤いは 秘めごとか それとも生まれついての 血のせいか そういえば 山..
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一気に飲め一気に飲め 市民検診でバリウムを飲んだ。 飲みながら過去の記憶におそわれた。 おまえはウィスキ-をグラスになみなみとついだ。 酔っ払い特有のぬめるような眼でオレを睨みつけた..
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酔いに酔うお酒を飲んだ イスにあぐらをかいて 冷たい足の親指をひねって 経絡をたどって すこし酔った 前かがみになって肘をついて 両手を組んであごをのせて 机に寄りかかった ..
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ノラネコエレジ-クロネコが言いました。 寒いね キジトラが答えました。 うん、寒いね クロネコが空を見上げました。 今にも雨が降ってきそうなどんより曇った空です。 キジトラ..
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ボタンつけ手が震える。 心が震える。 ボタンつけをしながらやるせなくなってしまいます。 襟付きのセ-タ-の、四つあるボタンのうちのふたつが割れてしまったのです。 あれは北への旅に出か..
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退屈な話きいておくれよ。 笑い話さ。 退屈な話さ。 黒い猫に夜道を横切られた。 あたしの用事はかなわない。 いいさ、 時間はたっぷりある。 あした、あさって、しあさって、 ..
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冷たい雨冷たい雨だ カサをあげると ついひとを見つめていることに気づき あわててカサを目深く下ろす 灰色の空に雨はない 雨は地上に 影に アパ-トの消灯した窓ガラスに チラ..
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かわいた砂海からの風が砂を巻き上げて吹きつける 砂は頬と目のくぼみにあたる ぼんやりしたボクの 上唇と下唇のすきまの 深淵にすべりこむ ボクは少しよろけ 目をつむりながら ..