記事「詩」 の 検索結果 48533 件
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運動靴のひも運動靴を久しぶりに洗った。 二日がかりで外のプランタ-にたてかけた。 二階の窓からのぞくと、その隣でノラ猫が丸くなっていた。 日が弱りかけたころ取りこんだ。 すっか..
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元日の朝除夜の鐘はきかなかった。 いつの間にか眠りについていた。 汁の味見をして唇をやけどしたり、 しらないまに包丁で指を切っていたり、 ずっとてんやわんやだったので、 疲れがでたの..
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あんたへ イッピツケイジョウあんたへ イッピツケイジョウ もうやってられんよ みえっぱりで いじっぱりで えっと ドクゼンテキで ひとりよがりで 同じことか まあ どっちでもいいけどさ ..
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ドアのうちそとドアノブに手をかけてから おまえはふりかえる あの日の あの日が昨日なのか それとも何年もまえなのか そんなことはどうでもよくて ともかく過ぎ去った日の あの日 帰..
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恋風男はついぞ、 恋風などに吹かれたことがなかった。 というのは、 自身、風みたいなものだったから。 なんにでも向かっていって、 ぶつかっていって、 すんなり跳ね返ってすりよけ..
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フイルムエキストラのひとりみたいに いつもオレがうつってるフイルム 画面がちらついたり ぶれたり 端のせん孔が見えたりして まったくまともな映りじゃないけど まるで操り人形みた..
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男と女の時これが見えねえか 男が言う。 こぶしを斜め前につきだして。 匕首を握っているようにして。 なんなのこのひと 女はかえって恐怖を感じてしまう。 木枯らしの吹きすさ..
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交差点にて交差点で信号を待つ 二階のバルコニ-の 一階の庇の ミラ-タイルを 車が走る ル-フをあからさまにして のっぺらぼうみたいにして 喜びも憂いも みんな隠して つぎつぎ..
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夢のまた夢ホ-ムに出る階段をあがる。 右足は軽く段を踏むのに、左足が重い。 スチ-ルの手すりにつかまって、反動をつけてもあがらない。 まるで鉛のようだ。 見下ろすと、例えどころではない。..
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ブログネタ:あなたの「泣ける歌」を教えて!『叱られて叱られて』叱られて叱られて あの子は町までお使いに 二階から大声で呼ばれる。 急いで行く。 リンゴを買ってこいと言われる。 夜道を急ぐ。 駅前を右折する。 ポツンと明かりが..
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懐かしいひと昨夜来の雨で舗道には落ち葉が張りついていた。 風にあおられて、植え込みの落ち葉がそこに重なった。 そんな舗道を自転車ですすんでいると、ふいにあるひとのことを思い出した。 かれは、..
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おしゃべりな体たち脳が、 NOと言った。 能書きはそれぐらいにしな。 NO、NO、NO。 望みのないやつめ。 心臓が、 慎重に言った。 でも理知的ではなかった。 心中の生き残りみたい..